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専門家 不調

鍼灸師が教える。オフィスで「目疲れ」改善ツボ&ストレッチ5つ

ユンブル

仕事中は、無意識にパソコンの画面や小さな文字が並ぶ書類を凝視しています。長時間になると、目の痛みや重みなどの疲労感を覚えることが多いのではないでしょうか。そこで、仕事の合間に目疲れを和らげる方法について、女性の健康と美容のツボ療法を提唱する太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の鍼灸(しんきゅう)師・高田香菜子さんに教えてもらいました。

■目の筋肉の緊張が目疲れの原因

オフィスでおこりやすい目疲れの原因について、高田さんは次のように説明します。

「パソコンやスマホの画面、手元の資料など、近くのものを見るときは、ピントを合わせるために目の毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉が緊張します。その状態が続くと、毛様体筋に負担がかかって硬くなります。

また、デスクワークで同じ姿勢を続けていると、肩や首、腰、足と、全身の血流が滞りがちになります。

どちらも、目に酸素や栄養を運ぶ血液の流れがさまたげられるため、目疲れをまねきます」

次に、目疲れを和らげる方法について、高田さんはこう続けます。

「なるべく1時間につき10分程度はモニターや書類から目を離し、遠くを眺めるようにしてください。すると、毛様体筋の緊張が緩まります。

そのうえで、これから紹介するツボ刺激とストレッチを実践してください。目疲れ改善のポイントは、目の周囲の血流を促すことです」

早速、具体的な方法を教えていただきましょう。

■目疲れ緩和のための、目の周囲のツボ押し

ツボの位置は、それぞれの場所を参考にしつつ、自分で押したときに刺激を感じる、少し痛むなど反応がある場所を探してください。数字の順に刺激すると、血流促進の効率がよくなります。

(1) 睛明(せいめい)

「睛」は、ひとみ・目玉、「明」は、あきらか・照らす、という意味で、目疲れの特効ツボと言われています。目が疲れてくると自然にこのツボを押さえる人も多いでしょう。

位置:目頭と鼻の骨の間にあるくぼみ。左右にあります。

刺激法:親指とひと差し指で目頭をはさむように、「いた気持ちいい」と感じる力加減で、10秒ほど押します。力強く押さえて、眼球に負担をかけないように注意しましょう。

(2)攅竹(さんちく)

「攅」とは「集まる」という意味で、攅竹とは竹の葉に似た眉を表します。また、竹の杖が必要なほど、目が見えにくい症状に対して効用があると言われることも名称の由来です。

位置:眉頭のすぐ下、内側にあるくぼみ。左右にあります。

刺激法:机にひじをつき、少し体重をかけ気味にして、親指で左右の ツボを10秒間ほど押します。次に紹介する(3)の魚腰と同時に押さえてもいいでしょう。目疲れが重いときは、攅竹のツボを刺激すると痛みを感じます。ゴリゴリ押さずに、心地よいと感じる程度に指圧しましょう。

(3)魚腰(ぎょよう)

「魚」はその形から「眉毛」を、「魚腰」は、魚の腰部(中心あたり)をイメージしたツボです。目の周りを覆うドーナツ状の筋肉(眼輪筋)上にあるので、まぶたのけいれん、目の下のクマの改善などにも対応します。

位置:眉毛のほぼ中央で、正面を見たときの瞳の真上。左右にあります。

刺激法:ひと差し指で魚腰を、中指で(2)で紹介した攅竹を同時に押さえて、約10秒間刺激します。

↑攅竹・魚腰を同時に押すとよいでしょう。とともに、「ストレス緩和のツボ」とも呼ばれ、イライラを抑えたいときにも有用です。

 

■目、首、肩の緊張を改善する首のツボ押し

(4)目窓(もくそう)

眼球が入っているくぼみ(眼窩 がんか)につながる動脈上にあるので、刺激すると目の周りの血流の改善が期待できます。

位置: 瞳の真上ライン上で、髪の生え際から親指の横幅の一本分あたり上のところ。左右にあります。

刺激法:目窓を中指で、その周辺をひとさし指、くすり指、小指で押さえ、小さく円を描くように約10秒間、刺激します。髪の毛を滑らせずに、少し力を入れて頭皮を動かすイメージで行いましょう。この方法なら、目窓の周辺を一気に刺激することができます。

(5)天柱(てんちゅう)

「天」は鎖骨より上の部分で頭部、「柱」は大黒柱で、もっとも重要な場所を意味します。つまり、天柱とは、頭部の重要なツボであることを表しています。美容院で頭部を刺激してくれるときによく押さえられるツボでもあります。

位置:首の後ろの中心ラインにある髪の生え際から、親指1本分ほど外側にあるくぼみ。左右にあります。

刺激法:天柱に親指をあて、ほかの指で頭全体を支えながら、約10秒間刺激します。ボールペン(ペン先が出ていないかを確認してから)などで刺激するのもOK。

■仕上げに、首のストレッチ

高田さんは、ツボ押しの仕上げに、首のストレッチをするようにとアドバイスを加えます。

「血流を促進するには、首や肩の緊張をゆるめることも重要です。頭をゆっくり前後左右に傾けます。手を頭に添えてもいいでしょう。後ろには大きく倒さずに、ゆるく少しだけにしておきます。また、肩を上下に動かすこともしてください。

どの動作でも無理をせずに、ソフトに繰り返してください。そのほうが血流が促されます」

■まとめ

実践してみると、視界が明るくなり、また、目と肩、首、頭が軽くなったように感じます。デスクワーク中に、休憩タイムにと、気付いたときにいつでも試してみください。

(海野愛子/ユンブル)

取材協力・監修:高田香菜子氏。鍼灸(しんきゅう)師。太子橋鍼灸整骨院勤務。「美は健康な体から!」をモットーに、美容鍼灸、トリートメントなどの施術が得意。
太子橋鍼灸整骨院:大阪府守口市京阪本通1-3-10  
http://www.taisibasi.com/

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