お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

専門家 出会い

【恋愛相談バー】“初めて”を大切にしすぎて気付いたら30歳……出会いはどこ?

都内某所にひっそりとたたずむ「マコトねえさんの恋愛相談バー」。ここには毎夜、“恋に悩める子羊”が来店し、店主であるマコトねえさんから「愛のカクテル」なるアドバイスをいただく。さぁ今宵はどんな子羊が来店するのかしら……?

初めてを大切にしてたら30歳

■今宵のご相談

ご相談者:♪さん(29歳・会社員)

居住スタイル:1人暮らし
恋愛スタイル:受け身
結婚願望:2~3年以内に結婚したい

■ご相談
あと数ヶ月で30歳ですが、今までに一度もつき合ったことがありません。今までは、初めての人を大切にしたいと思っていました。その思いが強すぎてこじらせているんだと思います。友達はもちろん、妹たちも結婚していて焦りも感じています。婚活に登録して100万近くお金をかけてしまいましたが、お金をかけているからと気を張りすぎてしまい、いい出会いにも巡り合えませんでした。

■マコトねえさんからのアドバイス

●「こだわり」をなくすのではなく「こだわり方」を変えてみるの

ご相談を拝読して、真っ先に思ったのは、「物事にものすごくこだわりの強い方なのね」ということだったの。「初めての人を大切にする」という部分だけではないのよ。「お金をかけているんだから、いい出会いがあるはず」という部分もそう。「いい出会い」のハードルが高くなっているような気がするのよね。

これは決して「妥協しなさい」という意味で言っているのではないので、誤解しないでね。そうではなくて、「自分でOKとしている範囲が、狭い。そういう意味での、こだわり」ということね。こだわりの強い人が、そのこだわりの強さゆえに悩む。悲しいけれど、よくあるパターンよね。

「妹たちも結婚した」ということは、あなたは長女なのかしら。たぶん親御さんに、恋愛がらみのあれこれに関して相当厳しく、しつけられてきたんじゃない? もしかしたら「大学生になるくらいまで、男女交際などまかりならん。もし大学以前に好きな人ができても、高校生の交際は清く正しくあるべき」くらいのことは言われてきたのかしら?

まあ、親御さんの肩を持つわけではないけれど、初めての女の子だと、「どこの馬の骨とも知らん男に渡してなるものか」と思う親御さんも多いからね。そういうふうに育てられているお姉ちゃんにくらべ、妹たちに対する監視の目はゆるくなるのも、「親御さんあるある」だったりするし。で、お姉ちゃんはお姉ちゃんで、厳しく育てられている間に、どんどん「傷つくことへの恐怖」と、「マイこだわり」が強くなっていってしまうのよね……。

こだわりの強い人が、急にそのこだわりをなくすのは難しい。「いままで大事にしていた自分自身のことを、ないがしろにしてしまう」という方向に流れやすくなるし。それは絶対にしてほしくないこと。そうではなくて、「どうせこだわるなら、いままで発見していなかった『こだわりポイント』や『こだわりのツボ』を見つけたい」という、新しい視点、新しい考え方を持ってみてはいかがかしら。

あなたの個人情報はアタシもまったく知らないから安心してね。その前提で、アタシのまわりの男友達に「30歳に手が届きそうで、交際経験がない相手をどう思う?」と聞いてみたけれど、「処女か否か」ということにこだわりがないタイプばっかりだったわ。「初めての相手になるのは光栄だと思うよ。でも、そうでなかったとしても、それがデメリットだなんて、そもそも考えたこともない。つーか、大事なのはそこじゃないでしょ」みたいな感じだったわね。「大事なのはそこじゃない」って、なかなか重要な言葉だと思うの。

自分にとって、何が本当に重要か。交際を通じて、結婚を通じて、本当に欲しいものは何か。それをクリアにしておく。そして、そのために、自分の手持ちのカードを確認しておく……。それって本当に大切なことよ。アタシは結婚しないタイプのオンナ(正確にはゲイ)だけど、「つきあう男に求めるものは、『その男が何を持っているか』を見極めてから考える。ただ、『彼氏がいてもいなくても変わらない、自分のやりたいことがアタシにはある。それを邪魔せずに、楽しい時間を過ごせる相手であることが何より重要』という部分は重視する」というアタシなりの「こだわり」があるの。ちなみにそれは、3人目の恋人のときに確立されたわ。でも、それ以前につきあった経験を「汚れた」とか「ムダにした」とか、思ったことはないわね。

「こだわり」が明確になるということは、自分の基準がどんどんはっきりするということ。そうなったら、「他人と比べて私は遅い」ということは、どんどん意味をなさなくなってくると思います。というか、「こだわりが強い」のに「他人との比較も気になる」って、矛盾してるでしょ? その矛盾はあなた自身を苦しめるだけ。何よりもまず、その悪循環には気づいてほしいと思っています。

●仮に傷ついたとしても、傷つく前と同じように、あなたは美しいの

「する・しない」は、正直言って通過点。あなたにとってベストな男は、1人目ではなく3人目で出会えるのかもしれない。そのときに、「いままで2人相手にムダなことをした」と思うか、「いままでに2人と、傷つけたり傷ついたりした経験をしたけど、それがなければこの人のよさはわからなかった」と思うか。この違いは本当に大きいと思うの。

大切なことなので何度も言いますね。アタシは、「妥協しろ」とも「早いとこ処女なんて捨てなさい」とも、1ミリも思っていないから言いません。でも、「本当にこだわるべきポイントは、そこじゃない」と強く思っています。「あなたにはあなたの『交際後のこだわりポイント』があるはずで、そちらのほうがはるかに重要でしょ?」とは言いたいわ。

そしてもうひとつ。経験して、その彼と別れることがあったとしても、処女だった時のあなたにくらべきれいじゃなくなるなんてことは、ありえない。経験そのものを恐れないでね。「経験したあとで、傷ついたことがあったとしても、不要なまでに自分を責める」ことこそが、避けるべきことなんだから。それを糧にしてナンボの、オンナとゲイよ! お互いがんばりましょうね!

最後に結婚相談所問題だけど……。100万つっこんだの? なかなかすごいわね。アタシは「いままでのこだわりを一回すべて捨てろ」なんて乱暴な物言いはしない主義よ。オンナのプライドをそこまでコケにすることは、アタシにはできないから。でも、今回のアドバイスを読んで、あなたなりに「自分が本当に欲しいもの」をクリアにしたあとなら、今後は「捨ててもいいこだわり」も明確になっていくはず。あなたが言うところの「気を張りすぎ」な状態から抜け出す、一番の策になるんじゃないかしら。

たとえ話をひとつ。お米屋さんはお米を売り、洋服屋さんは洋服を売り、宝石屋さんは宝石を売っているわよね? アタシが「いいお店か、悪いお店か」を見分けているポイントは、「〇〇を買わないと『健康を損なう』とか『おしゃれではない』みたいな決まり文句で商品を売りつけようとするお店のことは、1%も信用しない」ということなの。結婚相談所は「ご縁」を売っているところです。だから、アタシが結婚相談所に申し込んだとして、「いまのあなたがどれだけ寂しいか」とか「結婚というご縁を得られないあなたが将来どれだけ不幸な人生を歩むか」みたいなことを言う『販売員』がいたら、その瞬間、その相談所のことは見限るわ。切実な思いを抱えるお客たちから高いお金をぶんどって、なおもそこまでウエメセ(上から目線)で話せる自分の浅はかさに気づかないとか、「何様」もいいところよね。うふふ。

■愛のカクテル

商売の基本を忘れた業者は、信用に値しない。
結婚相談所でも同じことよ

■おすすめメニュー

このご相談&回答が“刺さった”方々へ――。ちょっと年上のアタシから、同世代のお友達からは仕入れられない、懐かしくてすてきな歌や映画をご紹介。“キュンキュン”や“イケイケ”をチャージして、日々をもっと彩っちゃいましょう♡ って誰よ、「ちょっと年上? すごく年上の間違いでしょ」とか言ったのは? うふふ。

★J-POP
「メイン・テーマ」(薬師丸ひろ子の1984年のシングル)
数年前、NHKの朝ドラ『あまちゃん』でも変わらぬ美声を披露していた薬師丸ひろ子の、なんと30年以上前の曲。本当にクールでおしゃれで、すてきな曲なのよ。アタシ的には人間国宝に推したい作詞家・松本隆の歌詞も素晴らしい。「何も知らなかったがゆえに賢い顔ができていた昨日の私より、今日の私のほうが、少しだけきれい」という世界観、当時14歳だったアタシより、いまのほうが心にしみるわ……。

★マンガ
「正しい恋愛のススメ」(一条ゆかり:著/集英社:発売)
イケメン男子高校生が、なんと出張ホストのアルバイトをする、というマンガ。なかなかぶっ飛んだ設定よね。でもさすがは一条ゆかり、極上の恋愛マンガよ。あなたにオススメしたいのは、物語の最初あたりで出てくる、「処女を捨てようとして、ホストを頼んだ」女性のストーリー。「同じことをしろ」と言うわけではないの。「第一歩を踏み出すこと」の大切さを感じてほしいのよね。

★お店の人気メニュー★

恋愛がらみ。: 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ

『恋愛がらみ。 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館/1404円)

女性ファッション誌「Oggi」(小学館)で、10年にわたり読者のさまざまなお悩みを鮮やかに解決してきた高山さんの大人気連載が、「恋愛」に特化したものを書籍化。相談者だけでなく、本を読むすべての女子に“刺さる”名言・金言が満載の、超新感覚の幸福論です。目からウロコのものの見方や考え方、男子がなかなか教えてくれない「男ゴコロ」の詳細な解説、すぐにでも実践できそうなかけひきテク、そして、女子たちのハートに寄り添い、背中をやさしく押してくれる愛情……。人気コラムニストのジェーン・スーさんも「知的ゲイは悩める女の共有財産」と絶賛する1冊です。

(文/高山真 イラスト/あべさん)

次回の「マコトねえさんの恋愛相談バー」は、5/26(木)更新予定です。お楽しみに! ※毎週木曜更新

>>>「マコトねえさんの恋愛相談バー」バックナンバーはコチラから

お役立ち情報[PR]