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専門家 不調

免疫力アップのカギは“よく笑う”! インフルエンザの症状と予防・対策

厚生労働省から「インフルエンザの流行シーズン入り」の発表があったのは、1月15日(月)のこと。みなさんのまわりにも、インフルエンザにかかってしまった人がチラホラいるのではないでしょうか? 今回は、順天堂大学大学院感染制御科学講座准教授の山本典生先生に、インフルエンザの基礎知識と予防・対策について聞いてきました!

<知ってる? インフルエンザの基礎知識>

■風邪とのちがいは? そもそもインフルエンザとは

インフルエンザは、「インフルエンザウイルス」が感染することによって起こる病気です。一方、風邪を引き起こすウイルスは、「ライノウイルス」や「コロナウイルス」など、複数あります。つまりインフルエンザと普通の風邪とでは、原因となるウイルスにちがいがあります。また、インフルエンザのほうが風邪よりも、「症状が重い」です。具体的には、38度以上の高熱が出たり、筋肉痛があったり、悪寒が強いなどの症状が見られます。風邪の場合は、熱が出ても37.5度くらいで落ち着くことも多いので、比較的症状が軽いと言えますね。

■今年の傾向ってあるの?

今シーズンは例年に比べて流行の開始時期が遅く、インフルエンザの流行のピークがまだ来ていないので、全体の傾向について現時点ではなんとも言えません。直近の傾向としてはA(H1N1)型が増えてきているようですが、A(H1N1)型、A(H3N2)型、B型のいずれも流行の中心となる可能性があります。毎年流行する季節性インフルエンザは、どのウイルスでも大体同じような症状を示します。

■暖冬の影響は!? 寒さは関係ないの?

温度が低いときのほうが、ウイルスが感染性を保ったまま環境中に存在する時間が長くなる傾向がありますね。また、空気が乾燥すると、ウイルス飛沫が蒸発して小さくなり、より広がりやすくなります。寒くなると空気が乾燥しやすくなるので、冬に流行しやすいということは言えるでしょう。ただ、地域によっては夏にインフルエンザが流行することもあるので、寒さに比例するとは一概には言えません。

<簡単にできる! インフルエンザの予防と対策>

今から予防接種を受けるのも遅い気がするし、マスクや手洗い・うがいだけでは不安……。そんなみなさんに、免疫力をアップする方法を紹介します。

■免疫力をアップする方法

・食べ物

免疫力を高める食べ物としては、古くから乳酸菌が知られていますが、なかでも免疫細胞の司令塔(pDC)に直接働きかけるプラズマ乳酸菌が入ったヨーグルトや飲料、サプリメントなどを積極的に摂ることをオススメします。司令塔(pDC)の指示により、いくつもの役割を持つ免疫細胞のすべての種類を活性化させるので、予防はもちろんのこと、インフルエンザに感染したときの免疫力アップにも効果的です。実際プラズマ乳酸菌を摂取した地域のほうがインフルエンザの罹患率が低かったという調査結果もあります(※)。バランスのいい食事をしつつ、それにプラスしてプラズマ乳酸菌を摂取するとよいでしょう。

・よく笑う

人間はストレスを受けると、神経系がストレスを受け止め、体の中でいろいろな反応を起こします。落ち込みやすい人は、医学的にも免疫力が低いと言われており、ウイルスを排除しにくく、感染症やがんにかかりやすいです。逆に前向きな人は、ストレスを受けても免疫力が高いので、病気にかかりにくいのです。つまり、心が元気だと体も元気になるということ。性格的にポジティブじゃないという人は、テレビを見て大笑いするというのもひとつの手です。

・適度な睡眠

人間は寝ているときに、脳で記憶の整理を行ったり、ホルモンを分泌しながら体を修復したりしています。つまり睡眠は脳と体の機能を保つ上で大変重要です。睡眠が不足すると、脳にも体にも悪影響があり、心にも体にもストレスをかけていることになるので、よくありません。個人差はありますが、7~8時間は寝たほうがいいと思います。

・入浴

お風呂に入ることによって、ウイルス感染を防御する働きの細胞も活性化します。体をあたためる効果があるのはもちろんですが、気分も爽快になり、衛生的にもいいのでオススメです。

■「インフルエンザ?」と思ったら……

「インフルエンザかな?」と思ったら、まわりの人と接触しないようにして、病院へ行きましょう。熱が出たからといって勝手に解熱剤を飲んではいけません。その解熱剤によって症状が悪化することがあります。過去に、インフルエンザのときに飲んではいけない解熱剤を子どもが飲んでしまい、死に至るという事例もありました。自己判断は危険です。医師の指示に従って薬を服用しましょう。

<さいごに>

いつ感染してしまうかわからない「インフルエンザ」。仕事や生活に支障をきたさないためにも、手洗い・うがいや、マスクで予防するのはもちろんのこと、普段から免疫力を高める生活を心がけておきたいものです。それでももし、インフルエンザにかかってしまったら、自分で勝手に判断せず、早めに病院へ行きましょう!

山本典生先生

順天堂大学大学院感染制御科学講座准教授。1996年に東京医科歯科大学医学部を卒業後、2000年より東京医科歯科大学大学院ウイルス制御学講座の助手となる。2008年に順天堂大学医学部総合診療科で助教を務めたのち、2009年に国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター第5室室長に就任。2014年より順天堂大学大学院感染制御科学講座准教授を務める。

(※)キリン株式会社/「プラズマ乳酸菌」摂取によるインフルエンザ罹患率の調査結果について http://www.kirin.co.jp/company/news/2015/1105_03.html

(マイナビウーマン編集部)

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