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専門家 不調

花粉に反応しない“体”へ! 話題の花粉症治療法「マイヤーズカクテル」とは?

柳澤厚生

日本人の5人に1人が悩まされていると言われる、花粉症。最近では、抗体である花粉を少量ずつ体内に吸収させることで症状の軽減・緩和をめざす“舌下免疫療法”や、鼻の粘膜に弱いレーザー光をあて、むくみやハレをとる“レーザー療法”など、さまざまな治療法が登場しています。

なかでも、注目を集めているのが「マイヤーズカクテル」と呼ばれる“点滴療法”です。花粉症などのアレルギーやぜん息など、慢性疾患の重症化を防ぐとして、世界中で採用されているそう。点滴療法の国内第一人者であるスピックサロンメディカルクリニックの柳澤厚生先生に詳しく聞いてみました。

■ビタミン×ミネラル点滴で体質改善

マイヤーズカクテルは、免疫機能を正常に保つビタミンB系や、粘膜を正常に保つ働きをするビタミンC・E、さらにマグネシウム、ミネラル、カルシウムといったミネラル類を点滴で補充し、体質改善をはかる治療法です。体内の栄養バランスを整えることで、過剰なアレルギー反応を減らしていきます」(柳澤先生)

「マイヤーズカクテル」の施術風景

「マイヤーズカクテル」の施術風景

施術を受ける上で気になる点滴の時間は、1回あたり約20分~30分。処方内容によっては40分程度かかることもあるそう。頻度は最初のうちは週1~2回、症状が安定してくれば1~2週間に1回程度と頻度を落としていくとか。

マイヤーズカクテルは直接点滴で投与することで、栄養療法と薬物療法の両方の効果を期待できます。例えば、10mgの点滴と同じ血中濃度に達するには、経口摂取の場合5倍の50mgが必要です」(柳澤先生)

■誰でも手軽に治療を受けられる? マイヤーズカクテルの特徴とは

他の病気の治療と並行して行えるのも「マイヤーズカクテル」の特徴だそう。

「花粉症に悩む患者さんのなかには、他の病気や薬との兼ね合いで“花粉症薬を飲めない”という方もいます。その点、マイヤーズカクテルは栄養療法ですので原則として、誰でも治療を受けられます。もちろん、花粉症とも併用できます。さらに、市販薬では効果がなかったり、使いすぎて効果が鈍いといった人にも効果が期待できます」(柳澤先生)


それでは実際に「マイヤーズカクテル」を受けてみたいという場合は、どこに行けばいいのでしょうか?

「日本国内でも数多くの医療機関で受けられます。私が主宰する点滴療法研会のサイト(https://www.iv-therapy.org/)でも、マイヤーズカクテルを受けられる全国235カ所のクリニックを検索できるので参考にしてください。“調子が悪いときに受けてみる”という選択肢もありますが、できれば、花粉症シーズンの2~4週前に始めるのがベスト。花粉症が始まり、症状が暴走し始めると抑えるのが大変になるため、早めの対処をおすすめします」(柳澤先生)

■まとめ

花粉症の“救世主”になるかも……! と話題の「マイヤーズカクテル」は、こんな治療法でした。

・免疫機能を正常に保つビタミンB系や、粘膜を正常に保つ働きをするビタミンC・E、さらにマグネシウム、ミネラル、カルシウムといったミネラル類を点滴する。

・体内の栄養バランスを整えることで、アレルギー反応を抑える。

・他の病気の治療などで、花粉症薬が飲めない人も治療を受けられる。

・市販薬では効果がない人でも効果が期待できる。

花粉症を治すのに、スギやヒノキといった原因物質(アレルゲン)に過剰反応してしまう体質があるという点に着目した「マイヤーズカクテル」。毎年、春になると花粉症がつらいという人はもちろん、花粉症になりにくい体質づくりに興味がある人は要チェックです!

(大竹佳那子+ガールズ健康ラボ)

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