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第29話 松の内も終えて

開けて新年。怒涛の福袋販売から、
松の内の親子連れラッシュが終わると、
やっと自分たちのお正月がやってくる。
でもやっとお休みがとれる時期が来たのに、
どこかに寂しさがつきまとう。

たしかに年末、武藤主任とは食事に行った。
隠れ家的なオイスターバーで、ワインと生牡蠣。
実にいい雰囲気だったけれど、
話題は会社の人のうわさ話と職場での思い出話。
とっても楽しかったし盛り上がったものの、
特になんの進展もなく、駅で笑顔で別れた。

あ、進展はなくてよかったんだけど。
もしかしたらわたし、もっと主任に口説かれたいの?
お付き合いするつもりもないし、
異性として好きなわけでもないけれど、
見た目もよくて、みんなの人気者な武藤主任に、
チヤホヤされるのは悪い気はしない。
「それってどうだろう」とため息をつきながら、
今の楽しみは、成人式の日に慎也に会うことだけ。

そんなことを考えながらパソコンに向かい、
ゴールデンウィークの企画を考えていると、
「森尾、ちょっといいか?」
後ろから、安斎課長に声をかけられた。

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