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男性が「好きだけど別れる」本当の理由は? 男性心理&復縁の可能性

織田隼人(心理コーディネーター)

中田ボンベ@dcp

復縁はある? 好きだけど別れたその後

好きなまま別れた場合は未練が残るものです。「できるなら復縁したい」と考える女性も多いでしょう。

では、実際に別れた後に復縁できた人はどのくらいいるのでしょうか? また男性側は、そのような別れ方をした女性と復縁する可能性はどのくらいあるのでしょうか? 男性の心理を織田さんに聞きました。

好きだけど別れた後、復縁の可能性は?

好きだけど別れた経験のある女性に、その後復縁したことがあるかどうかを聞きました。

Q.復縁したことはありますか?

ある(41.2%)
ない(58.8%)
(※2)有効回答数97件(好きだけど別れた経験のある女性)

約4割の女性が、別れた後に復縁した経験があるとのことです。一般的な「相手を愛する感情がなくなって別れるケース」では、なかなか復縁は難しいといわれています。しかし、好きなまま別れた場合は復縁しやすいのかもしれません。

【男性心理】好きだけど別れた女性との復縁

「好きだけど別れよう」と言われて別れた場合、女性は彼に未練が残ることが多いと思います。このような別れ方をした彼と復縁できる可能性はどのくらいあるのでしょうか。男性の心理を織田さんに聞きました。

復縁できる可能性は高い

好きだけど別れようと言われて別れた場合、復縁できる可能性は高いです。

もともと、付き合っていた時点で彼はあなたのことが好みの女性だったわけです。さらに、「好きだけど別れる」という選択肢になったということは、別れ際もまだ好きな気持ちが残っていたということです。ある意味キレイな別れ方をしているので、彼は多少の未練を残していると考えられます。

もし彼と復縁したいのなら、別れてから3カ月から半年くらい経ってから彼に連絡をするといいでしょう。このくらいの期間をあけて連絡すると、彼から返事が返ってきやすいですし、復縁のチャンスを掴みやすいです。

もし彼から連絡がなくても、3カ月から半年放置してまた連絡を取るのを繰り返していれば、彼が好きな人がいなくなったりさみしくなったりしたときにふと返事をしてみようと思いやすくなり、それがきっかけで復縁につながることがあるでしょう。

好きだけど別れたほうが幸せになれるカップルの特徴は?

お互いに好きという感情があるにもかかわらず別れるという選択をするのは、なかなか受け入れがたいものです。

しかし、それでも別れを選んだほうがいい場合はあるのでしょうか。好きだけど別れたほうがいいケースについて、織田さんに聞きました。

(1)どちらかが既婚者

自分か相手かが既婚者の場合、報われる可能性がほぼないので別れてしまったほうがよいでしょう。

恋愛は不幸になるためにするのではなく、幸せになるためにするものです。幸せになるための前向きな別れなので仕方ないと思って諦めましょう。

(2)彼に別の本命女性がいる

彼に別の本命女性がいる場合は、今ここでがんばってもつらいだけなので別れてしまったほうがよいです。

ただし、この場合は復縁できる可能性があるので、もし別れても彼が好きなままであれば復縁に向かって準備をしましょう。

別れずにスルズル関係を続けていると、彼は本命とあなたのことを比較し続けることになり、あなたとのことを面倒な存在として認識するようになってしまいます。それにより、あなたへの好きな気持ちがなくなっていってしまうのです。

ですので、ほかに好きな人がいると言われた場合は、彼があなたにまだ好意の残っている状態で一旦別れて、時間をおいてから復縁に臨んだほうがうまくいきます。

(3)遠距離などで会えないことが受け入れられない

遠距離恋愛などで、会えないことを自分か相手かのどちらかがどうしても受け入れられない、さみしさを抑えられなかったりする場合も、別れたほうがよいでしょう。

会えないことを不幸だと思い始めたら、どんどん不幸がたまっていきます。不幸な気持ちで恋愛を続けると、つらい気持ちが膨らんで恋愛をすること自体がつらくなってしまい、最後は好きな人といることすらつらくなってしまいます。不幸が増える前に別れましょう。

(4)結婚を望んでいるけれど結婚できない場合

結婚を望んでいるけれど、何かしら事情があったり、自分か相手にいい結婚像が思い浮かばず結婚に至らなかったりする場合も別れたほうがよいでしょう。

「結婚したいという気持ち」と「結婚できないという状況」が並行することで、矛盾した状態が続きどんどん苦しくなります。

たいていの場合、関係が続くにつれて結婚したい気持ちがどんどん高まり、心の中の矛盾がさらに大きくなることでより苦しくなります。それにより自分自身や2人の恋愛が不幸なものだと感じ始めるのです。不幸が広がる前に別れを受け入れましょう。

(5)彼のことを支えるよりも、彼にかまってもらいたい気持ちのほうが強い場合

彼が仕事や勉強で忙しくなった。彼が仕事を失ってお金がなくなった。こういうときに女性が「支えよう!」という気持ちになっていれば別れは防げますが、「会いたい」「さみしい」「もっとそばにいてほしい」というように、自分の欲望のほうが強くなってそれをコントロールできずに彼に押しつけてしまう場合にも別れたほうがよいです。

ただでさえ彼は追い詰められている状態なのに、さらに彼女の気持ちによって追い詰められて苦しんでしまいます。そうなると彼の愛情は失われてしまうので、いったん距離を置いたほうがよいでしょう。

▶次のページでは、別れる前にチェックしておきたいポイントについて紹介します。

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