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「彼女はいないの?」先輩の質問に、ドキッとして……

「町田くん、そのうれしそうな顔は彼女からのメール?」
黒木さんがひやかした。
「ちがいますよ」
「あら、町田くんは彼女いないの?」
黒木さんは遠慮なく何でも聞くから、私がドキドキしてしまう。
雄吾は、NYでは彼女ができなかったと言っていた。
今はどうなんだろう。
帰国して数日で彼女ができるとは思えないけれど。

黒木さんの質問に、明子さんがたしなめるようにつっこんだ。
「彼女がいたら、帰国して間もない早く帰れるときに、
わざわざ他部署のために徹夜で残業なんてするわけないでしょ」
「じゃ、彼女候補から?」
黒木さんは、雄吾に質問を続けた。
うちの部署は人数が少ないからか、
ふだんからプライベートな会話もけっこうするけれど、
その中でも黒木さんは特別、遠慮がないタイプだ。

私は手元の容器とシールに集中するふりをしながら、
3人の会話に神経をとがらせていた。
雄吾がなんて答えるのか、気になって落ち着かない。
「彼女にしたいってこっちが思っても、
あっちがどう思ってるかわかりませんからね」

それって、どういう意味?
まさか雄吾、好きな人がいるの――?

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