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彼と一緒にいてうれしいという気持ちまでしぼんでいって……

この胸の痛みは、プライドのせいだろうか。
冗談とはいえ、私との仲をひやかされたのだから、
少しは雄吾に照れてほしかった。
雄吾はけっこう感情が顔に出るほうだ。
それなのにあんなに冷静に否定するなんて、
私の存在はやっぱりただの同期でしかないみたい。

私にとっても、雄吾はただの同期。
でも、正直、私はこんなに気になっているんだから、
雄吾だって少しは私を気にしてほしい。
そんな傲慢な気持ちが、胸の痛みとなって私を刺したのだろう。
そしてその一刺しは、雄吾と一緒にいられてうれしい
という気持ちまでしぼませてしまった。

作業はえんえんと続き、深夜に及んだ。
雄吾は、みんなが疲れてきたときを見計らって
盛り上がるような話を振ってくれたり、
全員にコーヒーを買ってきてくれたりした。

雄吾って、こんなに気遣いできるヤツだったっけ?
そう思いながら、雄吾がくれた缶コーヒーを飲んでいると、
ふいに誰かのスマホの振動音が響いた。
雄吾がスマホを取り出した。そして、画面を見てほほ笑んだ。

それ、誰からのメール?
こんなふうに雄吾を笑顔にする人って、いったい誰?
深夜にメッセージを送ってくるなんて、
かなり親しい関係だよね。
男友だち? それとも……。

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