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彼と約束した日の朝は、念入りにメイクをした。それなのに……

雄吾と約束した金曜の朝は、また念入りにメイクをした。
どうせ夕方には崩れてメイク直しが必要なんだから、
朝からこんなにがんばっても意味がないんだけど。
もしかしたら、社内で雄吾にばったり会うかもしれないし。
日中と夜とでメイクが変わっていたら、
食事のために気合いを入れたと思われそうで
かえって恥ずかしい。

午後、遅めのランチから戻ると、雄吾からメールが届いていた。
『ごめん。会社の先輩と食事に行くことになった。
リスケさせて』
ええっ、当日にドタキャン!?
私だったら、どんな誘いがあっても断って、
そっちを別の日にしてもらう。
だって、私との約束のほうが先なんだよ?
うちは縦の関係がそれほど強くないから、
先輩の誘いを断れないって感じじゃない。
雄吾は、私との食事が楽しみじゃなかったんだ……。

ショックが落ち着いてくると、怒りが沸いてきた。
私のことをその程度に思ってるんだよね、雄吾は。
そういえば昔、私たちが新人だったころも、
雄吾が同期の飲み会をドタキャンしたことがあった。
細かいことは忘れたけれど、たいした理由じゃなくて、
いい加減なヤツだと思った記憶がある。

雄吾のことを、変わった、大人になったと思ったけれど、
それは外見や話術だけのことで、
本質的には変わっていないのかも。

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