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雑学 生活

「安全だからドアは必要ありません」家にも学校にも銀行にもドアの無いインドの村

インドの人口約5000人の小さな村Shani Shingnapurは、約300あるという建物に、ドアが一切無いという不思議な村。家はもちろん学校やなんと銀行まで、全くドアが無いとのこと。建物の中でも、お金や宝石などの貴重品の保管箱にも、カギは一切なし。

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なんと、殆どの公共トイレにもドアは無く、一部の女性からのリクエストでカーテンなどが入口にかけられたものもあるものの、基本的にドアはなし。でも、なぜこの村では、そこまでドアを除いた生活をするのでしょう?

それは、この村の人が崇める神様、Shani神のお告げによるもの。伝説によると、数百年前の洪水の時、鉄と石の平板が近くの川岸に流れ着いてきたとのこと。それに気づいた牛飼い達が棒切れでその板をつついてみると、なんと血が滲み出てきたのだとか。

そしてその晩、牛飼いたちの一人の夢の中にShani神が現れ、あの板が自分自身の偶像であったことを伝え、その偶像がの力がとても強いことから、村人たちはそれぞれの家にドアを付ける必要もないとお話しになったそう。

それぞれの家は、Shani神があらゆる危険からお守りになると告げられたのだとか。

ある村人は、「Shani神の力はとても強いので、もし盗人が何かを盗んだ後に一晩中歩いて村を出たと思ったとしても、日が昇った時に、彼はまだ同じ場所に居ることに気付くだけだろう」と話しています。また、何か罪を犯した人は、向こう7年半の間、不運に見舞われ続けると信じられているそう。

他の地域からお嫁に来たという女性は、「最初はドアの無い家に不安だったし、姑や主人に貴重品入れにカギをかけるな、と言われハラハラしたけれど、今は何の問題もなく家を開け放して友達のところへ遊びに行くわ」と話しています。

そんなドア無し生活では、ノックができないから人が来た時に分からないのでは?という疑問には「戸口で大声で声をかければ大丈夫よ」との声も。

こうした信仰の元となった約1・5メートルほどの板は、現在も村の寺院の中に祀られていますが、屋根ももちろんドアも無い、屋外の敷地の一角に置かれています。

ただ、そんな村にもここ数年でちょっとした異変が。ドアを持たない信心深さなどの評判から観光客から人気も集めつつある中、2010年に車上荒らしが報告され、寺院の管理者が家で盗難に合うという出来事も。その結果、銀行などでは、ドアといかないまでも、ガラスの仕切りを付ける向きが出てきているのだそう。

でも、それでも殆どの村人は、ドアを持たないこの伝統がいつまでも続くことを願いつつ、Shani神のお告げを信じて生きています。本当に、こんな素晴らしい伝統がいつまでも続くと良いですね…!

参考:
Shani Shingnapur ? India’s Village without Doors
http://www.odditycentral.com/travel/shani-shingnapur-indias-village-without-doors.html#more-43967

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