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雑学 生活

米フロリダ州で、数百万匹の遺伝子組み換え「蚊」を放出?!-デング熱対策の秘密兵器!

※画像はイメージ

この夏、日本を賑わせたデング熱。蚊が媒介するというなんとも厄介な伝染病に、神経を尖らせていた人も多いのでは?そんなデング熱は、海の向こうアメリカでも深刻な問題に。同じく蚊によって広がるチクングンヤ熱とともに、住民の懸念材料となっています。

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そんな中、英バイオテクノロジーの「Enter Oxitec」が現在、最新兵器として米政府の最終認可を待っているのは、なんと「遺伝子組み換えの蚊」!これをデング熱の発生地帯で放出し、デング熱を撲滅しようという計画を立てています。

この開発された蚊はオスのみが利用され(人を噛み、ウィルスを媒介するのはメスの蚊です)、このオスと野生の雌と交尾後に生まれた子供は、飛ぶ前の幼虫の段階で死ぬようプログラムされているのだそう。英オックスフォード大学の研究員たちによって設立されたEnter Oxitecは、この蚊をまずフロリダ州にある444世帯の住宅地Key Havenで放出する認可を待っています。

ただ、こうした画期的な対策に対する期待が高まる一方で、「遺伝子組み換えの蚊にさされる可能性がある」という未知の状況に対する恐れも強く、現在までに約13万人の反対署名も集まっています。Florida Medical Entomology Laboratory(フロリダ州医療昆虫学研究所)で研究するPhil Lounibos氏は、「科学的には何の問題もない。

この遺伝子組み換え蚊の計画は、間違いなく蚊を死滅させることができるだろう。しかし、遺伝子組み換えの問題は一般市民にとってとても議論の多い問題だ。科学的にOKでも、市民の反応が否定的であれば、認可は難航するだろう」と話しています。

現在、デング熱には特有の薬は無く、媒介役となっている「ネッタイシマカ」種に対抗する手段は尽きてきているのが現状。殺虫剤の散布にも、数をこなして耐性を備えた蚊が出現してきているのだとか。デング熱は、アメリカ国内ではまだあまり発症例数は多くはありませんが、世界保健機関(WHO)によると世界中で年間5000万人が感染しているという深刻な状況です。

このため、科学的には有効な手段である今回の遺伝子組み換え蚊の認可の行方に必然的に注目が集まっています。

米食品医薬品局(FDA)が現在、遺伝仕組み換え蚊の人体への安全性について精査中。Enter Oxitec社によると、これまでにもケイマン諸島などで実際に放出した事例で安全性が確認されているとはしているものの、データは不十分であるとして、より詳細な検証が行われることになっています。

日本でも、いつか遺伝子組み換えの蚊によるデング熱撲滅対策が行われる日が来るのでしょうか…?!

※画像はイメージ

参考:
Millions of genetically modified mosquitoes could be released in Florida Keys if British researchers win approval to use the bugs against painful viral diseases
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2925680/Millions-GMO-insects-set-loose-Florida-Keys.html

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