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雑学 生活

ダイエット用サプリで「おなら」が増えるって本当?

年齢/性別を問わず、恥ずかしい話題の代表格である「おなら」。ある意味で健康の証拠なのだが、力んだついでに出てしまい、バツの悪い思いをした経験は誰でもあるだろう。
おならの70~90%は飲み込んだ空気が原因だが、ダイエット系サプリで定番の「食物せんい」を摂り過ぎると、おならの量を増やす原因になる。最近おならがいっぱい出る!と感じているひとは、サプリが原因になっている可能性もあるのだ。

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■食物せんいが「おなら」を増やす

「せんい」の文字から布や糸を連想しがちだが、食物せんいは水に溶けてサラサラになるものからネバネバしたものまであり、「せんい」のイメージとはかけ離れた姿をしている。水に溶けるものと溶けないものがあり、特徴と多く含む食品をあげると、

・水溶性 … 胃腸内をゆっくり移動する / こんにゃく、昆布など
・不溶性 … 水分を吸収してふくらむ / 野菜、豆類など

で、「おなかいっぱい感」を持続させる働きをする。しかもヒトには消化できない/非常に消化しにくい成分なので、これらが肥満につながる心配もないため、ダイエット・サプリに用いられるのだ。

ほかにも、かむ力を強くする、糖質の吸収を遅くする、コレステロールをくっつけて体外に排出するなど健康に良い面が多数あるが、最大の特徴は「腸内細菌のエサ」になることで、大腸内で発酵/分解された食物せんいはビフィズス菌などの腸内細菌を増やす働きをする。

お通じが良くなるのもそのためだ。

ただし摂り過ぎは厳禁で、「おなら」増量の原因にもなる。分解された食物せんいがビフィズス菌を育てるだけでなく、いわゆる「悪玉菌」のエサとなり、量/クサさを増してしまうからだ。

善玉と呼ばれる乳酸菌やビフィズス菌に対し、ブドウ球菌やウエルシュ菌、有毒株の大腸菌などが悪玉に分類される。脂肪やタンパク質が好物なのでケーキや肉を食べ過ぎると活発になり、腐敗物質を多量に作り出す。焼き肉やステーキをがっつり食べたあとに、やたらとクサいおならが出るのもそのためだ。

食物せんいも同様で、過剰に摂取すると悪玉のエサとなり、かえって調子が悪くなる。ダイエットを始めたらおならが増えたひとはサプリが原因かもしれないので、しばらく摂らずに様子をみたほうが良いだろう。

■黒い「便」は危険の合図!

逆に、食物せんいを摂らないでいたらどうなるのか? おならの悩みは解消されるだろうが、悪玉菌が増加し、大腸ガンや動脈硬化など重い病気につながる可能性が高い。

悪玉菌と呼ばれる理由は、人間にとって有害な物質をつくり出すからで、おならがクサくなるぐらいならかわいいもので、発がん性物質もはき出す。加えて食物せんいが不足すると便の量が減る/腸の動きがにぶるため、有害物質が含まれた便が腸内に長時間いすわることになる。

善玉の恩恵が受けられないだけでなく、悪玉のせいで腸に大きな負担がかかるのだ。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、18~29歳の日本人が1日に必要とする食物せんいは男性が20g以上、女性は18g以上とされているが、表示されている食品はカロリーほど多くないので、どれくらい摂取しているかわからないひとが多いだろう。

そこで目安になるのが便(べん)の色で、
・黄色 … 足りている
・おうど色 … 不足気味
・茶色 … 足りない
・黒 … 非常に足りない
と、不足するほどに色が濃くなる傾向がある。慢性的に茶~黒のひとは、ライ麦やひじき、焼きのりなどを多めに食べるよう心がけよう。

■まとめ

・食物せんいは、腸内細菌のエサになる
・摂り過ぎると「おなら」の原因に!
・不足すると大腸ガンなど重い病気につながる

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