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やっぱりわたしの未来には、彼が隣にいてほしい

「修二、本当にありがとう」
「いや。おれもあまり先ばかり見て
肝心の今のふたりがダメになったら、
元も子もないって気がつかなかったよ」

その時、わたしはふいにあることを思い出し、
ふらつきながらもベッドから降りて、
休日によく使うバッグをゴソゴソと探ってみた。

「おい、寝てないとダメだって」
修二はわたしの背中を追いかけ、かがみ込む。
わたしはそんな修二へくるりと向きを変え、
手にしたものを彼の首へとふわりとかけた。

「ものすごく遅くなっちゃったけど、
クリスマスのプレゼントのマフラー」
「ありがとう、美結。あったかい。これからもよろしくな」
「こちらこそ」
そう言って微笑むと彼はヒョイとわたしを抱き上げ、
ベッドまで運んで寝かしつけてくれた。

わたしは彼に髪を撫でてもらいながら、
その晩は眠りについた。
これからまたふたりの未来が始まる、
今日がその、再出発の日になった。
そう思うと、とても安らかな眠りが訪れた。

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