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わたしなんて、先輩の彼女になれるわけがなかったんだ

ひとりで新年会を抜け出した帰り、
運よく電車の座席に座れたわたしは、
いろいろなことを考えた。

安曇さんとのお付き合いは、
やっぱりムリだということがよくわかった。

もともと一ノ瀬さんを彼女にするくらいだから
安曇さんはすごく面食いなのだろうし、
その時点でわたしなど
とても彼女になるわけもなかったのだ。
いや何より、
ふたりが醸し出していたあの雰囲気。
おたがいを思いやり気遣いあっている
愛情にあふれていたあのムード。

あれこそふたりの愛が本物の証で、
わたしだけではなく
ほかの誰もが入り込める余地などないだろう。

家にたどり着くと、体を温めるため、
熱いシャワーを浴びた。
でも浴びれば浴びるほど体の内側から
ゾクゾクするような寒気が上がり、
わたしはここでやっと、
自分が本当に具合が悪いことに気づいた。

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