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わたし、もしかしたら、先輩のこと好きになっちゃったかも……

安曇さんはそこまで言うと少し遠い目をして、
チキンソテーの小さなかけらを力なく噛んだ。

「それだって東京駅の駅ナカの、
ざわざわした落ち着かない店でランチ食べただけ。
ひさしぶりに会えたんだから、もうちょっとさ、
おれを大切にしてよって思うんだけど。
それって、ちがうと思う?」

「いいえ。普通、そう思いますよね」
「……だよね」
そう言って寂しそうな笑顔を見せた安曇さん。
ああこの人、やっぱりステキだなあ。

もし。もしこのまま安曇さんが
一ノ瀬さんと上手くいかなくなって、
別れるようなことがあったら。
……わたしと付き合ってくれる、
なんて可能性はあるだろうか。

あれ、わたし安曇さんのこと、
本格的に好きになっちゃった?

「どうしたの。ランチ食べないの?」
安曇さんのそんな何気ないひと言にすら
今のわたしは、胸がキュンとしてしまう。

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