お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
雑学 ボディケア

男性でも母乳が出るってホント?

Doctors Me
■答えは“YES”。男性でも母乳が出る

母乳を作るおおもとになるのが、「プロラクチン」というホルモンです。脳内には、「下垂体」という体内のホルモンを産生する場所があるのですが、その下垂体は、前葉と後葉に分かれています。プロラクチンは、下垂体前葉で産生され、これが母乳の生成を促しているのです。

男性のおっぱいにもしこり! 乳がんは女性だけの病気ではない!?

女性の場合は、下垂体前葉だけでプロラクチンが産生されるわけではなく、胎盤や子宮でも生成されています。しかし、男性の場合、プロラクチンが生成されるのは、下垂体前葉に限って。実は、男女ともに、この脳の下垂体に腫瘍ができた場合、腫瘍によってプロラクチンの過剰生産が引き起こされます。プロラクチンが過剰に生産されることによって起こる症状としては、乳汁分泌、または性欲減退・性機能の低下、頭痛、腫瘍が脳を圧迫することで起こる視野の異常などが考えられます。

■ストレスや薬による副作用のケースも……

脳の下垂体の腫瘍だけではなく、その他の病気やストレス、食物摂取、抗うつ剤や抗精神病薬、といった薬物の副作用などでも、プロラクチンの濃度が上がり、乳汁分泌が起こる可能性もあります。それでは、抗うつ剤や抗精神病薬の副作用で、どうして乳汁が分泌されるのでしょうか?

プロラクチンが分泌されるメカニズムとして、ドーパミン受容体というものが関係しています。抗うつ剤や抗精神病薬は、ドーパミン受容体に働き、その結果、プロラクチンが多く分泌される、といった副作用ともいうべき現象があるのです。したがって、プロラクチンが多く分泌されるのは、抗精神病薬の働きの一部ともいえますが、副作用でも有り得るのです。乳汁が出る副作用には、個人差があり、多く出たり、少なく出たり、は人それぞれ異なります。

■まとめ

このように、前頭葉の腫瘍のほか、ストレスや特定の食物や抗うつ剤や抗精神病薬などの副作用も考えられます。男性で乳汁が気になる方は、病院で一度診てもらうようにしましょう。

(35歳女性内科医/Doctors Me)

※画像は本文と関係ありません

お役立ち情報[PR]