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雑学 生活

どれだけ酸素が止まると人は死ぬのか「8分」

なにか嫌な臭いがする……慌てて口と鼻を押さえ、息を止めるとすぐに苦しくなってきます。素潜りをするときも息を止めますが、だんだん苦しくなってきます。さて、なぜ息を止めると苦しくなるのでしょう? 酸欠になるから? そんな簡単な話ではないのです。

【出さなきゃ危険!呼吸しているだけでどんどん溜まっちゃう●●を「すっきりデトックス」する方法2つ】

■どれだけ酸素が止まると人は死ぬのか

呼吸を止めるということは、新しく酸素が供給されなくなってしまいます。酸素が供給されなくなると、その部分がダメージを受け、やがて復活不可能になってしまいます。どのくらいで復活不可能になるかは、部位によって異なります。

脊髄などは45分ほどですが、小脳は13分、そして大脳はわずか8分で復活不可能=死んでしまいます。

■息を止めていても酸素の交換は行われてる

ただし、息を止めたとしても、すぐに脳への酸素の供給が止まるわけではありません。内呼吸と言って、筋肉が生み出した二酸化炭素を酸素に取り替え、血液中のヘモグロビンによって運ばれる動きは、自分の意志で止めることはできません。

すぐに脳が酸欠になるわけではないのです。

■苦しくなるのは二酸化炭素の仕業

このように内呼吸という働きで、身体の中に残っている酸素を二酸化炭素に交換していくと、身体の中に二酸化炭素が溜まっていきます。二酸化炭素がある程度の量が溜まってくると、脳から「二酸化炭素を吐き出してください」という命令が出ます。

それが「苦しい」という感覚になるのです。

苦しいときは、いきなり息を吸うことはあまり無いでしょう。その前に、一度息を吐くはずです。それは、二酸化炭素を吐き出さないと酸素が吸えないからです。逆に、二酸化炭素を吐き出すと、おもいっきり酸素を吸わなくても苦しさはなくなるのです。

■「ブラックアウト」という怖い症状

実は、スキューバダイビングなどで息止めの練習をすると、止めていても苦しくなくなる時間を延ばすことができます。しかし、これは二酸化炭素が溜まっているというセンサーを鈍らせる訓練なのです。その結果、二酸化炭素に押されて酸素が取り込めなくなることがあり、そうなると意識を失ってしまいます。

これをブラックアウトといいます。

地上でブラックアウトが起きても、すぐに対処すれば大事には至りません。しかし、スキューバダイビング中など水中で発生した場合は、そのまま溺死してしまう可能性が高くなります。苦しいという合図は、生きるために重要なのです。

息を止めると苦しくなるのは、身体を守るための仕組みなのです。みなさんも苦しくなったら慌てず呼吸を整えてくださいね。

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