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雑学 生活

草しか食べないのにウシやウマはどうして大きく元気なの?

人間の体を作るのはタンパク質であると教わりました。タンパク質が豊富な肉や牛乳を摂取しないと大きくなれないよ!と言われた人も多いはず。でも、ウシやウマといった草食動物は、草しか食べていないのに大きな体をしています。

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なぜでしょう?

■筋肉を作るのはアミノ酸のおかげ

そもそも大きな体を作るのに必要なのは、アミノ酸のおかげです。複数種類のアミノ酸が集まって、タンパク質が作られています。タンパク質が豊富に含まれているものといえば、肉類です。肉食動物が強いのは当然ですね。

しかし、草食動物が食べる草の中には、アミノ酸がほとんど含まれていません。

■草からアミノ酸を作り出す微生物

微生物の中には草を分解してアミノ酸を作り出すことができるものがいます。人間の消化器官の中にも、わずかにそういう微生物が存在するため、植物タンパク質と呼ばれる大豆などからアミノ酸を取り出すことができます。

しかし、人間の中にいる微生物は、牧草を分解する能力はありません。

草食動物は、自分の胃腸の中に草を分解してアミノ酸を作り出せる微生物を、大量に飼っているのです。この微生物がウシやウマが食べた草を餌にして、草を分解しアミノ酸を作り、また餌として増殖していくのです。

■微生物のタンパク質を吸収する

草食動物はこの微生物の一部を消化して、微生物の身体を作っているタンパク質を吸収することができるのです。胃が複数あることが多い草食動物は、最後の胃がタンパク質を分解する能力を持っています。ここに送り込まれた微生物は、その身体を分解されタンパク質として吸収されるのです。

タンパク質として吸収されてしまったら微生物はいなくなるのでは?と思われがちですが、他の場所で無尽蔵に増え続けている微生物の一部がその胃で分解されるだけです。一定の数を保ち続けるためには、こういう形で減らす必要もあるのです。

ウシやウマは決してタンパク質をとっていないわけではありません。草からタンパク質を作り出せる生き物がいて、最終的にはその生き物を消化することで必要なタンパク質を得ているのです。人間にはなかなかできない芸当です。

ですから、みなさんは好き嫌いなく食べましょうね。

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