元アナウンサーが教える。自然な笑顔の作り方と練習法
元アナウンサーで、パーソナルスタイリストの森あづみさんに「自然な笑顔で写真に写るコツ」を解説してもらいます。
笑顔で写真に写りたいのに、なぜか引きつったような顔になっていることがあります。
「中途半端に笑おうとするよりも、自分のイメージより2~3倍オーバーアクションなほうが、実は自然な笑顔に見えます」と言うのは、元アナウンサーで、パーソナルスタイリストの森あづみさん。
自然で綺麗な笑顔の作り方、割り箸を使った口角の上げ方などを詳しく教えていただきました。
自然な笑顔のポイント“口の形を母音の「イ」にする”
森さんは、自然な笑顔を見せるポイントについて、次のように話します。
「人前に立つ際、また特に写真に写るときには、少しオーバーに歯が見えるぐらい口を横に開き、顔全体で笑うようにしましょう。
『口を大きく開けると顔にシワが……』と、自分では上品に『微笑んでいるつもり』でも、人から見るとほおが引きつって不自然に見えているとはよくあることです。
自然な笑顔に見せるためには、口を母音の『イ』の形にするよう意識します。
『口を開ける』というと、通常は無意識に縦に母音の『ア』の形に開けてしまうのですが、笑顔を意識する際は、実際には声に出さなくても『イ―――』と伸ばす音を出すイメージで、唇を横に開き口角を上げるといいでしょう。
誰しも、一日のうちで笑う時間はそう多くはありません。自分らしい自然な笑顔を身に付けるには、練習も必要です。
顔にはたくさんの表情筋があり、特に口の周りには筋肉が密集しています。笑顔の練習をすることは、それらの筋肉を鍛えることにもなります。
そのため表情が明るくなるだけではなく、顔の血行を良くし、フェイスラインを整え、肌をキレイにする効果も期待できます。
日本人は口角が下がっている人の方が多いのですが、意識して口角を上げるように心がける習慣を身に付けると、自然と日常の表情も変わってきます」