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雑学 不調

突き指は引っ張る? 柔道整復師が教える、ケガの応急処置ウソ・ホント

ユンブル

転んだ、ぶつけた、切れて血が出た、日常生活で起こりうるさまざまなケガ。処置の方法についても多くの情報が飛び交っていますが、正しい方法が気になります。

「受傷してすぐに適切な応急処置を施すと、治るまでの期間の短縮や痛みの緩和が期待できます」と話すのは、柔道整復師、鍼灸(しんきゅう)師で太子橋鍼灸整骨院の丸尾啓輔(まるおけいすけ)院長。ケガの応急処置法の真偽について聞きました。

突き指は引っ張らずにアイシングと固定

Q1.突き指したときは、引っ張るといい?

丸尾氏 × 突き指とは総称で、実際には、靭帯(じんたい)損傷、腱(けん)損傷、脱臼(だっきゅう)、軟骨(なんこつ)損傷など、さまざまな外傷が含まれます。

元に戻そうと指を引っ張る方もいますが、骨折や腱(けん)が断裂していることもあります。症状を悪化させるので、引っ張ったり動かしたりしてはいけません。

まずはアイシングをします。ぬれタオルに固くならない保冷剤か氷を入れたビニール袋を包んで患部にあてましょう。その後、添え木や身近にある板、段ボール、新聞紙などを利用して固定してください。

Q2.捻挫(ねんざ)をした部位は、すぐにカイロで温めるとよい?

丸尾氏 × 捻挫だけでなく打撲など明らかなケガをしたときの初期対応は、「冷やす」ことが基本です。血管を収縮させて血液の流れを抑制します。内出血を少なくする、腫れを落ち着かせるためです。

受傷時間の経過とともに、出血と腫れが落ち着いたら、温めて様子をみましょう。患部を温めると新陳代謝が活発になり、組織の回復を促します。

Q3.打ち身をしたときは、心臓に向かってマッサージするとよい?

丸尾氏 × 捻挫や打撲と同様に、アイシングすることが最優先です。可能であれば、打った部位を心臓より高くすることがケアの原則です。内出血を防ぎ、痛みや腫れを抑えるためです。

打ち身をした部位は筋肉などの組織が痛んでいるので、動かすと悪化しかねません。頻繁にさする、もむ、押す、風呂で温めることも血流を促進させるので逆効果です。

Q4.お酒を飲んだら、ケガは早く治る?

丸尾氏 × 飲酒してケガをすると、傷口の血が固まりにくくなります。それに、アルコールは血流を促します。

切り傷や打撲、捻挫、肉離れなどケガをした状態でお酒を飲むと、血流が促されて患部の痛みが増し、腫れや炎症の治癒が遅れる、傷が悪化することがあります。

最後に、丸尾氏はこうアドバイスします。
「応急手当の基本は、安静にする(Rest)、冷やす(Ice)、包帯などで患部を圧迫する(Compression)、患部を心臓より高い位置に持ち上げる(Elevation) のRICE処置です。

ただし、これは治療ではないので、処置後は整形外科など医療機関を受診しましょう」

急なケガでも慌てずに、適切な初期対応を意識しましょう。

(取材協力:丸尾啓輔、文:岩田なつき/ユンブル)

取材協力 丸尾啓輔氏。鍼灸(しんきゅう)師。柔道整復師。太子橋鍼灸整骨院院長。
太子橋鍼灸整骨院 大阪府守口市京阪本通1-3-10 TEL:06-7176-6289 地下鉄谷町線今里線太子橋今市駅から徒歩1分
http://www.taisibasi.com/

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.17)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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