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雑学 生活

パーマやカラーを繰り返すと薄毛になる?美容師に聞く。髪の手入れの疑問を徹底検証

ユンブル

ゴワつきやパサつき、枝毛、切れ毛……ヘアダメージの悩みは尽きません。「髪の毛は爪と同じく、皮膚の角質層が変化したものです。でも皮膚と違い、傷ついた髪は自然に修復されません」と話すのは、ヘアスタイリストで美容室「SOY-KUFU(ソイクフ)」(西東京市東伏見)代表の石橋拓郎さん。

そこで、「髪の手入れの真偽」について聞きました。

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■ダメージヘアは抜けるのではなく、細くなっている!?

Q1.パーマやカラーを繰り返すと、抜け毛が増える?

石橋さん × 抜けるのではなく、髪がやせて細くなりボリュームがなくなることがほとんどです。髪は海苔巻きのような3層構造です。中心部分を「メデュラ」、その外側を「コルテックス」と言います。タンパク質を主成分としたコルテックスを保護しているのが「キューティクル」で、髪の最も外側をうろこ状に覆っています。

パーマやカラーを繰り返すと、薬品の刺激でこのキューティクルがめくれます。すると、うろこ状のすきまからコルテックスが流れ出て、髪が細くなり量が減ったように見えるのです。

美容室などで、パーマやカラーと一緒にトリートメントを勧められることがあると思います。減ったコルテックスを補うと同時に、めくれ上がったキューティクルをいち早くカバーするために髪をコーティングし、細くなるのを予防するためです。

その後、自宅では、毎日トリートメントすることをお勧めします。

Q2.ブラッシングするほど、髪にツヤが出る?

石橋さん × 過度のブラッシングはキューティクルを剥(は)がし、髪を傷める可能性があります。ブラッシング後、髪にツヤが出たように見えるのはツヤではなく、髪を整列させてキレイに見えているためです。

特にぬれた髪のキューティクルは、1枚1枚が水分によって浮き上がっているので、剥がれやすくなっています。ブラッシングによって起こる静電気も剥がしやすいため、髪の天敵です。静電気が起こりにくいよう加工してあるブラシや、動物の毛のタイプを使うようにしましょう。

動物の毛のブラシが昔から良いとされるのは、もともと油を含んでいるだけでなく、使用しているうちに髪の余分な油を吸収し、静電気が発生しにくいからです。

またブラッシングの前に、洗い流さないタイプのトリートメントの使用もお勧めです。乾いた髪よりも全体へ浸透しやすいことから、ぬれた状態で使用しましょう。

Q3.育毛剤は、髪が薄くなった部分だけに使用すればOK?

石橋さん × 耳の裏側の髪の生え際も忘れずに使用しましょう。髪は頭皮から栄養を得ています。そして頭皮に栄養を運ぶのは血液です。

同様に、育毛剤は頭皮から吸収され、血管を通して頭全体に行き渡ります。頭のてっぺん付近の血管はとても細いため、頭部で最も太い血管がある耳の裏側付近に使用すると、効率良く吸収されます。

Q4.ドライヤーは低い温度に設定した方がいい?

石橋さん × ドライヤーは、温度に関係なく乾いた髪に風をあて続けると、乾燥のし過ぎでダメージを与えます。乾きにくい根元から順に、中間、毛先と、まんべんなく風をあてて乾かすのが、髪を傷めないコツです。

Q5.リンス、トリートメント、コンディショナーの違いは?

石橋さん × 髪のコーティング効果があるのが「リンス」。タンパク質を補いつつコーティングもするのが「トリートメント」です。「コンディショナー」は、リンスやトリートメントなどの総称として使用されることが多く、その内容はメーカーによって異なります。

最後に石橋さんはこうアドバイスを加えます。
「肌と同じく髪の健康も、睡眠と食事が大きく影響します。早寝早起きをする、暴飲暴食をしない、適度な睡眠をとるなど、健康的な生活スタイルをキープすると髪も美しくなります」

髪を傷めないためには、静電気対策とトリートメントをする、ドライヤーで乾燥させ過ぎない、髪に栄養を与えるときには耳の後ろも忘れずに。そして何より規則正しい生活習慣が美髪の秘けつということです。

(あさりさおり/ユンブル)

取材協力・監修 石橋拓郎氏。ヘアスタイリスト。美容室「SOY-KUFU(ソイクフ)」(西東京市東伏見)代表。大手ヘアサロンの美容師を経て、2014年に同店をオープン。セルフスタイリングの際に、サロンでの仕上がりの再現性を追求したという3 STEP CUT(スリーステップカット)を考案。

http://www.soy-kufu.com/

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