お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
雑学 生活

ママの虫歯は、赤ちゃんに伝染するって本当?

老若男女を問わず、日々の脅威となっている虫歯。夜中に突然痛み出して、翌日歯医者さんにかけ込んだなんて経験は誰でも1回はあるだろう。放っておいても治らないのに、なんとなく治療せずに過ごしているひとはご用心。

虫歯はほかのひとにうつる可能性があるのだ。

虫歯の原因・ミュータンス菌は、唾液を介して他人に伝染する。歯みがき習慣もなく抵抗力の弱い赤ちゃんはとくに注意が必要で、キスはもちろん食器を介してママの虫歯がうつってしまう。つわりでおう吐することが多かったママは、胃酸で歯が弱り、出産を機に虫歯が増えている場合もあるので、思い当たるひとは迷わず歯医者さんにGo!だ。

【タオルいらずで「ブオーン」―ハンドドライヤーは、本当にお得か?】

■子供の虫歯はママが原因?

虫歯の正式名称は「う蝕」で、だ液の中で生きる菌が作り出した酸によって歯が減ったり穴が開いたりする病気だ。おもな原因はミュータンス菌で、口のなかの食べかすをエサにし、分解するさいに生み出された酸が、歯の表面をおおうエナメル質を溶かす脱灰(だっかい)を起こす。

直接の原因は「酸」なので、たとえミュータンス菌がいなくても、口のなかが酸性にかたよると虫歯になりやすい。胃弱や拒食症はもちろんのこと、つわりでおう吐を繰り返したひとは、出産を機に虫歯が増えることもあるので、気になるひとは歯科検診をおすすめする。

ミュータンス菌は、ほかのひとに伝染する。キスはもちろん、同じ食器を使っただけでも伝染するので、赤ちゃんに虫歯をうつしてしまう可能性があるのだ。

母親の虫歯と、子供の虫歯の関連性は、

・(母親)虫歯が多い … (子供)70%が虫歯

・(母親)虫歯が少ない … (子供)27%が虫歯

と、母親に虫歯が多いと、子供のリスクはおよそ2.6倍に跳ね上がる。乳幼児の食事のさいに、同じスプーンで味見をしたり、冷ますために息を吹きかけるのが定番だが、たったこれだけでもミュータンス菌が子供にうつる原因となる。

「虫歯になっても、永久歯に生え替わるから大丈夫!」的な考えはさらに危険で、乳歯の根がダメージを受けると、真下にある永久歯がダメになることもある。また、早い段階で乳歯が抜けてしまうと、あいだを埋めようと両側の歯が寄ってしまい、永久歯が生えてくるのをジャマし、歯並びが悪くなる原因にもなるのだ。

■朝の「口」は、ミュータンス菌の宝庫!

キスでうつるなら、どうして大人は大丈夫なのか? 確かにミュータンス菌は伝染するが、必ず虫歯になるとは限らず、おもに、

・歯質 … 歯の丈夫さ

・細菌の量 … ミュータンス菌の割合

・食べ物 … 甘い食べ物や酸性の飲み物

の3つに悪条件が揃わなければ、虫歯に発展しない。歯質は生まれつきの要素が多く変えるのは困難だが、甘いものを控える、きちんと歯みがきするなどで対処できるのだ。

大手製薬メーカーの資料によると、口の中のミュータンス菌数は食事の直後に最小となり、食後約6時間で最大となる。また、寝ているあいだに増え続け、夕食後の30倍になるとのデータもあるので、誰かに虫歯をうつさないためには、

・朝のキスは、歯を磨いてから

・食事直前のキスも厳禁

・乳幼児よりも先に、自分の食事を済ませる

このほか、コーラやスポーツドリンクは意外と強い酸性なので、飲んだあとは水で口をすすいでおくのも効果的だ。

■まとめ

・虫歯の原因・ミュータンス菌は、キスや食器を介してひとに伝染する

・母親に虫歯が多いと、子供の虫歯リスクが約2.6倍に上がる

・寝ているあいだに、ミュータンス菌は30倍にも増える

・ミュータンス菌がうつっても、虫歯になるとは限らない

自分の虫歯が子の歯並びに影響することもあるのでご注意を。

(関口 寿/ガリレオワークス)

お役立ち情報[PR]