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雑学 生活

タコは薬あつかいだって本当?

食生活の乱れや、ストレスを感じるサラリーマンやOLに愛用されているサプリメント。「栄養素」が入っているような表示があるものの、「お召し上がりください」と書かれている不思議な存在だ。

じつはサプリメントは、薬でもなければトクホでもない「食品扱い」のため、医薬品成分が含まれているとNG。「タウリン」が多く含まれるタコやイワシ、「パパイン」が含まれるパイナップルは、驚くことに、サプリの原料にできないのだ。

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■サプリは薬でも健康食品でもない!?

誤解されがちだが、サプリは薬ではない。さらには保険/健康効果が認められた食品でもない。国が認めた「健康食品」とは、

1. 特別用途食品

2. 特定保健用食品(トクホ)

3. 栄養機能食品

の3種類だけで、これらは医学的/統計的に効果が確認されている。そのため、「〇○に効果あり」的な標ぼうができるが、サプリはこのグループに含まれないため、効能をはっきりと示すことができないのだ。また、医薬品ならば「疲労回復」「セキが止まる」などの効果を表示できるのに対し、サプリは食品の性質上、病気を予防する、軽減するなどのうたい文句などもってのほか。

つまり、なんとなく効きそうなイメージとは裏腹に、トクホよりも「普通の食品」なのである。

さらに、たとえ天然由来であっても「医薬品成分」リストに含まれる成分を、サプリに用いることができない。例えば、魚介類のなかでもタコやイワシなどは、ファイト一発なドリンクで定番のタウリンが含まれるため、サプリにできない。

どうしてもタコを使いたい場合は、

1. 食品であることを明記する

2. 原材料(この場合はタコ)を加工したものであることを明記する

3. 「医薬品」と誤解されないよう特定成分(この場合はタウリン)の強調をしない

4. もともとの原材料の本質を失っていない

と、4つの厳しい条件をクリアしなければならない。こうしてできたタコ・サプリは、4.により「タコらしい形や風味」を維持しなければならないので、定番の錠剤やカプセルというカタチにはなりにくい。サプリの名とはほど遠く、イワシでおなじみの「缶づめ」になってしまう可能性が高いのである。

■まだまだある!サプリにできないものたち

サプリの原料に使いづらいものはまだまだある。果物ならばパパイヤやパイナップル、ヨーグルトで定番のアロエもNGなのだ。

パパイヤやパイナップルがダメな理由は、パパインという酵素が含まれているためで、これは肉を柔らかくすることで知られ、ステーキ肉をパイナップルで柔らかくする技をご存じの方も多いだろう。入浴剤や洗顔剤にも使われる医用成分のため、サプリになっても「パパイン」とは表記できない。

ただし、パイナップルは果実、パパイヤは種子/葉/花は食用に許されているため、サプリの原料にすることは可能だが、ほかの部分は「医用」のためNGとなる。パパイヤの果実部分をサプリに使おうとすると、またもや「缶づめ」が誕生してしまうのである。

ヨーグルトやゼリーに使われるアロエにいたっては、根/葉肉はOKだが、葉の液汁は「医用」と、まるで「ベニスの商人」のようなルールが存在するため、サプリどころか「加工食品」にするのもひと苦労なのである。

■まとめ

・サプリメントは、単なる「食品」

・健康食品よりも弱い立場のため、効果/効能を表示できない

・タウリンやパパインなど、「医用」成分が含まれるものは基本NG

・タコやパイナップルをサプリにしようとすると、「缶づめ」が誕生する

サプリメントは直訳すると「付録」「補う」という意味である。ちゃんと毎日飲んでいる(正確には「食べている」)から大丈夫!と思いがちだが、実際はサプリメントでは摂取しづらい成分も少なくない。

安易に頼らず、バランスの良い食生活を心がけよう!

(沼田 有希/ガリレオワークス)

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