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雑学 生活

引越しをするとバイキンも移動する―米研究

潔癖症な人がどんなに頑張って掃除をしたとしても、家というのは人間の身体から出る様々な菌で覆われているものです。

じゃあ、新しい家に引っ越せば、暫くの間は家はきれいに保たれるものなのでしょうか。残念ながら新しい家でも、あっという間に微生物や菌というものは、ドアノブやキッチンカウンター、床など、触れるところ全てから広がってしまうということが、シカゴ大学の研究によって明らかになりました。

【みんなの引越し事情】

人間は生まれ落ちてすぐに、様々な菌に曝されることになります。多くの菌は消化や免疫に関連するなど、重要な働きをもつものです。

一方で、病気の原因になるなど悪い影響を持つ菌もあります。同大学の研究者たちは、一般的な家庭において人の体内や身体の表面にすむ微生物や菌が、どれくらい家中に広がっているのかということと、それらの健康への影響について調べました。

研究対象となった7つの家庭では、合計で15人の大人、3人の子供、3匹の犬と1匹の猫がいました。それらの家庭で、家の各所や身体の表面から菌を採取してもらって調べたところ、各家庭の人間や動物の持つ菌と、家の中の菌とは密接に関連していることがわかりました。

そして家庭によって主要な菌は異なったということです。

また驚くべきことに、菌というのは物凄いスピードで家の中に広がるということも明らかになりました。ある家庭の一人が、一日ホテルで過ごした後に帰宅してから菌を採取したところ、一日にして元通りのレベルまで家中に菌が広がっていたということです。

もちろん、前の住人が残した菌というものも存在しますが、新しい住人が入ることによって、家の中の菌は新しい住人のもつものが主要な割合を占めるようになるそうです。実際、ある家庭の住人が3日間旅行に出かけたところ、その人の持っていた菌の割合は家庭内で激減したという結果も出ています。

また、犬は家庭内でより早く菌を移動させることもわかりました。

ある家庭ではやや有害な病原菌であるエンテロバクターという菌が採取されたそうですが、住人の健康には全く影響していませんでした。研究者はその理由として「住人がみんな健康で、抗生物質を摂取していた人がいなかったからでしょう」と分析しています。

このように、その家で人や動物が生活している限り、菌とは切っても切れない関係にあるわけです。潔癖症の人には悲報かも知れませんが、除菌・殺菌に神経質になるよりは、免疫力を高める方向に意識を向けた方が健康が維持できるかも知れません。

Study finds when people move, their bacterial fingerprint rapidly takes over new home
http://metronews.ca/health/1139361/study-finds-when-people-move-their-bacterial-fingerprint-rapidly-takes-over-new-home/

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