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雑学 働き方

覚えるまでに時間がかかる人のほうが、知識が身に付くというのは本当だった

リンカーン米元大統領は博識でしたが、もしあなたが一緒に学校へ通っていたなら、彼が将来、こんなに偉大な人物になるとは思わなかったでしょう。リンカーンの従兄弟によれば、彼の子ども時代は「一見ボーっとしていて、とても賢い子ではなかった。苦労して前に進むタイプだった。」そうです。

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リンカーン自身も「私が分かったのは、自分が時間をかけて学び、時間をかけて忘れる人間だという事だ。私の心は鋼のようで、何かを刻むのには大変骨が折れるが、一度刻まれたものは消えることはない。」と自分について語っています。

「時間をかけて学び、時間をかけて忘れる」というリンカーンの言葉は、私達の脳が情報を吸収する方法について、普遍の真理をよく表しています。1990年代には、カリフォルニア大学の認知科学者、ロバート・ビョーク氏が「学習が困難だと感じた時、より知識が身につく」という研究結果を発表しました。

他にも同様の研究が沢山あります。例えば、プリンストン大学とインディアナ大学の心理学者チームが実施した実験では、教科書を読みづらいフォントで印刷した時の方が、学生が内容をよく覚えたという結果が出ています。

また、アムステルダム大学の科学者は、参加者にアナグラム・パズルを解かせる間、気を散らせる為に周りでランダムな数字を読み上げました。同じパズルを何の障害も与えず解いたグループに比べて、気を散らされたグループの方が、認知能力を高く示しました。

前出のビョーク氏は、学習が困難だと感じた時、より知識が身につくという概念を説明する為に「望ましい困難」という言葉を作り出しました。彼の研究は教育の考え方に影響を与えています。例えば、学生が前回の授業で何を学んだか思い出すのに多くの努力をさせる為に、授業の間隔を開ける事を推奨しています。

しっかりと知識を身につける為に困難が必要ならば、覚えるまでに時間がかかるということは、そう悪いことではなさそうです。

Why You Should Want Your Kid to Be a Slow Learner
http://nymag.com/scienceofus/2014/08/okay-if-your-kids-a-slow-learner.html

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