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将来のセーフティネット。何も考えていないのは私だけ!?

「セーフティネットって?」
私の質問に、リエが答えた。
「何かあったときのための保険みたいなものって、
人によっていろいろだと思うけど。
私にとってのセーフティネットは株式投資かな」
沙希が、なるほど、という顔をして続けた。
「私の場合は、合コンとかパーティはもう疲れちゃったの。
お金と時間を使うばっかりで、いい人に全然会えないんだもん」
それは私も同じ。この1年、彼氏探しをして、すっかり疲れた。
だからこそ、輝と付き合っていたころがよく思えてしまう。
「だったら、趣味のフラに熱中していたほうが、ずっとマシ。
それでってわけでもないんだけど、うちの先生に勧められて、
フラの講師を目指すことにしたの」
えーっ、沙希、そんなこと考えてたんだ!

「フラの講師なんて、生活できるの?」とリエが尋ねた。
「事務所は辞めないよ。フラの先生に
プライベートレッスンとか用事が入っているときに、
代わりに教える程度がいいな」
「つまり沙希は、今の仕事以外にも収入を確保することで、
セーフティネットにするってこと?」
私が訪ねると、沙希は「できれば」とうなずいた。
「可南子は何か特別なコトしてるの?」
「なーんにも。たまに親がお見合い話を持ってくるくらい。
でも、いいなと思える人ってなかなかいないんだよね。
まあ、私は実家暮らしだから、もし結婚できなくても、
両親の面倒を見て、遺産を相続して何とかやってくって
話になってるよ」
……将来のことを何も考えていないのって、私だけみたい。

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