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雑学 生活

自分の言葉を話す最後の一人になってしまった先住民の女性

アメリカの先住民たちにはそれぞれが使っていた言葉がありました。しかし近年それらの言葉を話せる人がどんどん減り、なくなってしまう危機にある言葉がたくさんあるのです。自分の言葉を話す最後の一人になってしまい、一生懸命辞書を作成する女性のストーリー。

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かつてアメリカには多くの先住民族が暮らし、それぞれの言語を使っていました。カリフォルニア中部のヨクーツ族のなかのウクチュムニという小さな部族には、現在200人の子孫がいます。しかし、彼らがかつて使っていたウクチュムニ語を使う人はどんどん減り、マリーさんが最後の一人となってしまいました。

マリーさんは英語を使わない祖父母と共に部族の言語を使って育ちましたが、祖父母が亡くなってからは英語しか使わなくなりました。しかし、自分の姉が、子供達に部族の言語を教えている姿を見て、懐かしい自分の言葉を思い出したそうです。

しかし、それから何年も経ちとうとうこの言葉を話せるのが自分だけになってしまいました。自分が何かしないとこの部族の言葉であるウクチュムニ語は消滅してしまうと気づいたのです。そこで彼女は、何年もかけて一日中夜遅くまで、部族の言語の辞書を作るために作業をするようになりました。

慣れないパソコンで人差し指一本を使い一語一語言葉を打ち込んだのです。

そして7年の歳月をかけ、とうとうウクチュムニ語の辞書が完成しました。この辞書は、現在部族の中で毎週行われている言語教室の教材として使われているそうです。

マリーさんは今、自分の祖先が使って来た言語を覚えようとがんばっているひ孫の協力を得て、ウクチュムニ語を録音して後世に残す作業をしています。マリーさんは、今でも自分の娘にこの言葉を教えようと一生懸命ですが、やはり英語を使って育ってしまった大人の人間に他言語を一から習得させるのは困難なようです。

まだ若く言語を学ぶ意欲のあるひ孫さんにがんばって欲しいですね。

The Last Speaker of Her Language
http://mentalfloss.com/article/58589/last-speaker-her-language

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