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日焼けした肌にスーツ。仕事関係の人にときめくなんて

「何にする? 僕はナポリタン」
多摩川さんは私にディナーメニューを差し出した。
お茶だけじゃなく、しっかりご飯を食べるつもりみたい。
じゃあ、私もそうしたほうがいいのかなと思い、
オムライスを注文した。

あらためて向かい合うと、多摩川さんはやっぱりかっこいい。
清潔感のある髪型とスーツ、切れ長で涙袋のある目元、
男らしく日焼けした浅黒い肌。
「多摩川さん、焼けていますね。
夏休みはどこか行かれたんですか」
「全然。今年はずっと仕事してたよ。これは地黒。
あと、外回りが多いから、自然に焼けちゃうのかもね。
佐久さんはどこか行ったの?」
「実家に帰ったくらいです」
「実家ってどこ?」
「静岡です」
「静岡といえば、熱海や下田によく行ったなあ」
「温泉、好きなんですか」
「うん。彼女がいたころはけっこう行ったんだけど。
今は行く相手がいないからね」

彼女、いないんだ。こんなに素敵な人なのに。
と思っていたら、多摩川さんがニコッと笑った。
「佐久さん、一緒に行ってくれる?」
え!? いきなりすごいお誘い!?

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