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雑学 海外旅行

パーティーで必須!ノルウェーの手作りケーキは見た目も味も抜群!

レストランでの誕生日パーティーでも、ケーキは手作りして持ち込むことが多い。手前からショコラーデカーケ、ヴァルデンス・ベステ・カーケ、マジパンカーケ、ブロートカーケ

ノルウェーでは、お祝いの席にケーキが欠かせません。結婚式や誕生日パーティーでは、主役やその家族が腕によりをかけて作ったケーキがふるまわれます。所狭しとケーキが並べられたテーブルは、パーティーの大事なプレゼンテーションです。

【そのケーキ本当に食べますか?】

■ケーキ作りはお手のもの

ノルウェーでは、ケーキ専門店というものはあまり目にしません。オスロでは最近、おしゃれなケーキショップや、有名パティシエの店などが増えてきましたが、小さな町ではパン屋が店のかたわらでケーキを売っている程度にすぎません。普段から、パンやお菓子を作ることに慣れているノルウェー人は、ケーキだって自分で焼いてしまいます。

ノルウェーでは、誕生日を迎えた本人が周りの人にケーキをふるまう習慣があります。大人でも、誕生日には手作りケーキを携えて出勤してくる人も多くいます。また、30歳、40歳などの節目の年には家族や友人を招待してパーティーを開きます。その際にも、手作りケーキがふるまわれます。

ノルウェーでは、市販されている小麦粉は一種類で、日本のような薄力粉は売っていません。そのためか、ノルウェーのケーキは全般的に少しずっしりとしており、日本のようなふわっとしたケーキとは少し異なります。

ノルウェーのケーキで特筆すべきは、クリームのおいしさです。ノルウェーでは、植物性クリームを使用することはほとんどなく、新鮮な生クリームをホイップして使うので、おいしさが際立ちます。

また、夏の間には、ノルウェーで採れる新鮮なベリー類をあしらった、鮮やかな色彩のケーキもよく作られます。

それでは、ノルウェーの代表的なケーキをご紹介しましょう。

■クランセカーケ(kransekake)

「クランセ」とは輪のこと。名前の通り、輪がいくつも重なってできています、一般的には、輪の数は18個です。生地は、アーモンドプードル、砂糖、卵白の3つだけとシンプル。外はカリッと、中はもっちりしたクランセカーケは素朴な味で、日本人の舌にもよく合います。

お祝いには欠かせないケーキで、結婚式や誕生日、そして5月17日のナショナルデーによく登場します。リボンや小さなノルウェー国旗、筒の両旗を引っ張るとパンッ! と音のなるクラッカーなどで飾りつけするのが習わし。

クランセカーケの飾りつけも腕の見せどころ

■ヴァルデンス・ベステ・カーケ(verdens beste kake)

日本語にすると、「世界一のケーキ」。スポンジケーキの生地の上にメレンゲを乗せて焼き、その生地でカスタードクリームをサンドします。ふわふわのスポンジとサクサクのメレンゲの対比、そして、間に挟まれたクリーミーなカスタードクリームとのコンビネーションは、まさに世界一。

ノルウェーを代表するケーキ、ヴァルデンス・ベステ・カーケ(写真:Destination Harstad/www.nordnorge.com/Harstad)

■マシパンカーケ(marsipankake)

スポンジケーキに生クリームとジャムを挟んだものをマジパンで覆います。こちらも、お祝いの席の定番ケーキ。マジパンのおかげで中のケーキが乾燥しにくいため、パーティーにはもってこい。上には文字や模様を描いたり、マジパンで作った花を乗せたりします。

■ブロートカーケ(bloetkake oeはoに斜線の一文字)

いわゆるショートケーキです。特に夏の間、ノルウェー産のイチゴが出回る時期に多く作られます。スポンジケーキ、生クリーム、イチゴのシンプルな組み合わせは万人に愛される味。スポンジケーキは少し甘めですが、生クリームに砂糖はほとんど入りません。そのため、生クリーム本来の風味をしっかりと感じることができます。

■ショコラーデカーケ(sjokoladekake)

ココア風味のスポンジケーキをチョコレートクリームでデコレーションしたもの。子供の誕生日パーティーの定番。かわいい型で焼いたり、最後に色とりどりのスプリンクルを散らしたりすれば、子供たちも大喜び。

■グルロットカーケ(gulrotkake)

グルロットとは人参のこと。人参のケーキと聞くとちょっとびっくりするかもしれませんが、食べてみると人参の味と香りは控えめで、しっとりしたケーキと上に乗せたクリームチーズのフロスティングの抜群の相性が印象的です。

■オステカーケ(ostekake)

オスト(チーズ)のケーキ、いわゆるチーズケーキです。ノルウェーでチーズケーキと言えば、レアチーズケーキのこと。表面にラズベリーなどのゼリーを流し込んで仕上げます。

■オレオカーケ(oreokake)

最近人気のケーキ。生クリームとクリームチーズを合わせ、砕いたオレオビスケットを混ぜたクリームとチョコレートムースが層になったケーキです。サクサクの食感が病みつきに。

ノルウェーでは最近どこでも見かけるようになったオレオケーキ。

気になるケーキはありましたか? カフェなどでもいろいろなケーキが楽しめますので、ノルウェーに来てぜひ食べてみてくださいね!

(文・御供理恵)

■著者プロフィール

御供理恵(みともりえ) 東京学芸大学大学院心理学講座修了。ノルウェー人の夫の転勤に伴い、オランダ、ルーマニア、韓国と引越しを重ねる。2010年からは北極圏の町、ノルウェー・アルタ在住。難民受け入れセンターでソーシャルワーカーとして働きながら、ライターとして雑誌・インターネット・テレビなどを通じ、日本に向けてノルウェーから情報発信している。

【webサイト】http://www.arcticrainbow.com/

【facebook】https://www.facebook.com/ArcticRainbow

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