なんだかやる気が出ない! 連休明けの憂鬱を乗り切る10のヒント
6.がんばった自分を認める
1カ月であっても得たこと、学んだこと、がんばったこと、成果を出したことに対しては、「よくがんばったね」と自分に声をかけてあげてください。自己承認をしてあげることでモチベーションが高まります。ただし、少しよくなっても安心してすぐに無理なことはせず、心の状態と相談しながら適度に力を抜き、ゆっくりペースを取り戻していきましょう。
7.陽転思考で物事を見る
「適応障害(五月病)」になってしまう根底には自己肯定力が弱まり、自信を失っている傾向もあります。自信を取り戻すために、少しずつマイナスな気持ちをプラスへ導いていきましょう(陽転思考)。「対人関係が苦手だったけれど、積極的にコミュニケーションをとったおかげで友だちができた」「ひとり暮らしが不安だったけれど、家事ができるようになった」「××を経験したおかげで○○を得ることができた」などと、経験がムダではなかったことが理解できると、気持ちが安定してきます。
8.週に1回、スマホやパソコンを見ない日を設ける
気持ちが不安定なときこそ、メールやLINEなどの連絡が気になるものです。心身ともに意味のある休息をとるためにリラックスできる環境を整えましょう。週に1回だけスマホやパソコンをいっさい見ない日を設け、人から干渉されず、自分自身を取り戻す時間を過ごすようにしましょう。焦りや追い詰める気持ちから解放されて穏かな気持ちを取り戻すきっかけになります。
9.生活のリズムを整える
食事の時間帯や食べ物の質や量、睡眠時間など、日常を見つめ直してみましょう。生活リズムの乱れは、心の乱れを招きます。仕事が忙しくなると、生活のペースが不規則になって心や体に弊害を招き、疲れがたまりやすくなります。そのため、食事、睡眠、運動など、それぞれの時間と質を確保し、日常生活を安定させましょう。
10.植物や動物、自然に親しむ習慣をつける
体のリズムを整えることで、心の安定も導き出されます。朝、目覚めたらカーテンを開き、自然光を浴びましょう。また、お休みの日は睡眠をたっぷりととるとともに、家庭菜園などで植物に触れたり、動物の世話をしたり、自分の中で感じる癒しや自己実現を実感し、気持ちを解放させてあげましょう。
(心理カウンセラー・小高千枝)
※この記事は2014年05月09日に公開されたものです