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【新連載】付き合って3年。このまま彼といていいのかな?

「本日5月1日よりプロジェクト2課から、
武内潤也くんが応援に来てくれた。
システム完成まで協力してがんばってほしい」

課長の紹介のあと横にいたその男性は、
ぺこりと頭を下げ、それからあきらかに、
わたしの方を見て「にやっ」と笑った。

たしかに知らない仲じゃない。
以前わたしも2課に応援で入ったとき、
彼とプログラムも組んだし、
ランチもいっしょに行ったし、
徹夜明けにラーメンをすすったこともあった。
だけどあんなチャラい笑顔を向けられるほど、
くだけた関係ではないはずだ。
しかも20人近くの人間が集まる、
週のはじめ、月曜日の朝礼で。
わたしは彼をキッとにらんだ。

それでも朝礼のあと、彼は一直線にこちらに来た。
「どうも花梨さん。
今日から隣の席なんで、よろしくお願いします」
「清水って苗字で呼んで。ここ職場だから」
「えー、ダメですか。かわいい名前なのに」
そう言って武内潤也、またわたしに向かって、
「にやっ」と笑みを浮かべた。

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