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私って最低……ほかの男性を想いながらのデートなんて

晴真さんは今日、私の仕事に役立つんじゃないかという理由で
美術展に誘ってくれた。
私の仕事の内容をちゃんと覚えていてくれたんだ。
それに比べて私のほうは……
晴真さんの仕事について尋ねることさえしていなかった。

前回、晴真さんとの会話がいまいちかみ合わなかったのは、
性質や興味の対象の違いもあるだろうけど、
私が彼を知ろうとしなかったことも原因だったのかも。
今日は不思議と晴真さんとの会話が成立していて、
それなりに楽しい。
一緒の時間を過ごすって、やっぱり大事だよね。
共通の話題が増えるし、相手への理解も深まる。

要さんとは、一緒に過ごした時間がほとんどない。
そう思って、胸が痛んだ。
たまにLINEでやり取りするだけじゃ、
距離なんて縮まるわけがない。
来週、要さんに会えたら、充実した時間にしたいな。

「生春巻きをお持ちしました。アボカドは抜いてあります」
スタッフの声に顔をあげた。
晴真さんが私のアレルギーを覚えていてくれたことを
思い出して、その優しさに改めて感謝の気持ちがわいた。
それなのに私ったら、晴真さんの前で、
ほかの男性のことを考えていた。
やだな。私って最低……。

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