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女性に合うのはなぜ?虚・実って??これで漢方がよくわかる『漢方基本のキ』

「虚・実(きょ・じつ)」、「気・血・水(き・けつ・すい)」という言葉、聞いたことはありますか。これは、自分に合った漢方を見つけてもらうのにカギとなるワード。知っているとより漢方への理解が深まるとともに、診察時のドクターからの解説もスムーズにわかるはず。今回は、漢方治療も取り入れた婦人科医師である丸山綾先生に、漢方の基礎知識について聞きました。

そもそも、漢方は西洋医学とどうちがうの?

西洋医学の場合、例えば不眠症だったら睡眠導入剤を……など、ひとつの病気に対して、ひとつの薬が処方されますが、漢方の場合、不眠症だとしたら、その人の不眠は何が原因で起きているのか、体力があるかないかといった体質によって、同じ不眠の症状でも使う薬が異なります。また、まったく違った病気に対して同じ薬を使うことも。例えば、生理痛とむくみがあった場合、その両方に有効な薬をひとつだけ処方されることもあるそう。「西洋医学であれば、生理痛には鎮痛剤、むくみには利尿剤……といった形で一対一の対応になりますが、漢方の場合、ひとつでいろいろなところに効く薬を処方できるのが、西洋医学との大きなちがいのひとつだと思います」と丸山先生。

体質の特徴は「虚・実(きょ・じつ)」で分類する

虚・実(きょじつ)とは、簡単に言うと、その人の体質の特徴のひとつ。丸山先生いわく、「よく言われるのは、体力がある人が『実』、体力がない人が『虚』ということ。もちろん、これも間違いではないのですがそうすると、『実』のほうがよく見えますよね。でも漢方では、その中間にある『中庸(ちゅうよう)』という状態がベストなバランスだと考えられていて、この状態に持っていくための薬が処方されます」。

虚・実の概念がわかりやすくなる考え方のひとつとして、『実』は余っている状態、『虚』は足りていない状態と考えるといいそう。「たとえば『実』のひとは暑がりで、『虚』のひとは寒がりな傾向にありますが、これは“熱”が余っている(『実』)、不足している(『虚』)と考えます。また、太っている、やせすぎているのも『虚・実』を判断する材料になりますが、太っていても筋肉が少なく、いわゆる“水太り”なら『虚』になりますし、やせていてもボクサーのように筋肉があれば『実』になることも。見た目で判断しにくい場合は、実際に触ってみて腹力があるかどうかをチェックするなどして診断していきます」と丸山先生。

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「気・血・水(き・けつ・すい)」と言われるものは?

気・血・水(き・けつ・すい)というのが、不調の原因をはかるための基準になるものです。まず、「気」とはエネルギーのこと。その「気」も不調の状態によって「気虚(ききょ)」、「気うつ・気滞(きたい)」、「気逆(きぎゃく)」に分かれます。「気虚」は、エネルギーが足りてない状態をいい、「気うつ・気滞」は、からだをめぐっている気」の動きにどこか滞りがあること。「気逆」は、本来上から下に流れているめぐりが下から上に逆に流れてしまっている状態で、イライラやのぼせはこの状態に当てはまります。

「血(けつ)」は、体の中を流れる水以外の液体のことで、血液や栄養分をさします。こちらは、例えば髪の毛が細くなったり、栄養などが足りていない状態の「血虚(けっきょ)」、肩こりなど血のめぐりが滞っている「瘀血(おけつ)」の2つのパターンに不調の状態を分けることができます。

「水(すい)」は、体の中を流れる透明な液体のこと。こちらは、むくみなど、水のめぐりに滞りがある「水毒(すいどく)・水滞(すいたい)」というのが不調な状態を表します。

「漢方ではその人の体質や現在の体の状態を『虚・実』や『気・血・水』などの指標(これらを『証(しょう)』といいます)で診断し、その人の不調に合った薬を処方しています」と丸山先生。

不調の多い女性には、漢方がピッタリ!

例えば、女性に多い冷え。この冷えから来る体調不良は実際にあるのに、西洋医学では病気とは診断されません。「このように病気ではないけれど、明らかな不調に対しては、『虚・実』や『気・血・水』など体の状態から診断する漢方では処方が可能なんです。特に女性の場合は、月単位でホルモンバランスが変化するので、頻繁に不調を感じる人も多いと思うのですが、そんな不調に柔軟に対処できる漢方は、女性の強い味方だと思います」と丸山先生。なんとなく調子の悪い日が続いたら、漢方医のいる病院に相談するのはかしこい選択といえそう。

とはいえ、「もちろん生活習慣を見直すのも大事です!」と丸山先生が言う通り、まずは不調の原因を解決することが大切。生活習慣の改善にトライしつつ、自分にあった漢方をドクターに相談してみるのがよさそうですね。

丸山綾 まるやま・あや

日本東洋医学会(専門医)、日本産科婦人科学会(専門医)所属。1999年日本大学医学部卒業。駿河台日本大学病院、丸の内クリニック等を経て、現在、霞が関ビル診療所で婦人科医師として勤務。専門分野は産婦人科一般、漢方治療。

女性のカラダの不調を改善するヒント、揃ってます。

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