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悪いクセ? 好きなタイプのコにはどうしても……

どうしよう。
輝樹の顔と、彼からのメッセージの
「ぼくと結婚してほしい」の文字が、
頭の中でチカチカと点滅する。
「いません。去年、まどか先輩が言った通り、
ふられたばっかりなんですよ」

すごい。わたしの口は反射的に
心で思うこととは逆を、野崎さんに告げていた。
自分でも驚いてしまう。

「じゃあ、おれと付き合ってみない?」
もっと驚いた。
野崎さん、あれだけダメ出ししていたのに。
「あの、わたしでいいんですか?
何も考えずに生きてきたのがわかる……って、
前に会った時、言ってたじゃないですか」

「あれは、イイものたくさん持っているのに、
塗りつぶすような生き方をしていたらダメ、
っていう話だよ。
まあおれは、好きなタイプのコには、
どうしても説教しちゃうっていう、
悪いクセもあるんだけどね」

そう言って野崎さんは、うつむいて苦笑いした。

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