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やっぱりドキドキ!? 彼が息がかかるほど近くに

え、どうして加納さんに返事をしないの?
一瞬ドキッとしたけれど、
当の野崎さんは「そろそろ撮影の時間だ」
と、いつも通りそっけなく話しかける。
そうだよね。もし元彼と結婚できてたら、
浮気されまくる、なんて言ってた人が、
わたしに関心があるとは思えない。

わたしは首を左右に振ってその場を離れ、
ワインですっかり酔っているまどか先輩に、
「写真を撮りましょう」と耳打ちした。
全員が北欧製のタペストリーの前に集まり、
まどか先輩がデジカメのタイマーをセットする。
撮影する時、野崎さんがわたしのすぐ横、
息がかかるほど近くに立った。
……やっぱりドキドキしてしまう。

そうしてパーティはお開きになった。
見ていると加納さんは一時的に混雑した玄関で、
そっと神城さんをフォローしていた。
本当はとても好きなんだ、と心の中で苦笑いする。
最後に思い切り散らかった室内に、
わたしとまどか先輩と野崎さんが残される。
「野崎さん、今日はありがとう! 助かった」
わたしは先輩の大声に振り返って驚いた。
まどか先輩が、野崎さんに抱きついたのだ。

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