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また口説いてる? 彼は明け透けすぎる話をやめず

複雑な気持ちで加納さんの誘いを断ると、
ふたりの間に気まずい沈黙が流れた。
でも、ふと顔を上げると加納さんの後から、
野崎さんが来るのが見えた。
「加納さん、また女のコを口説いてるんですか。
あれ、こういうウサギちゃんタイプ、
好きでしたっけ?」
野崎さんは笑いながら、
加納さんにワインのお代わりを渡す。

うそ、今の会話が聞こえてたの!?
心の中で声にならない悲鳴があがる。
でも、いかにもマズい話をしていました、
という態度は絶対に見せちゃダメだよね。
悟られないよう普通にしないと。
なのに、加納さんは、
明け透けすぎる話をやめない。
「うん、こういう普通に可愛いコが好きなの。
でも売約済みはダメって。残念だなあ」
誰に聞こえているか分からないのに
わたしはハラハラし通しだった。

「野崎さん、しゃくに障るから、
このコには、手は出さないでね」
あれ……冗談っぽく言った加納さんの言葉に
野崎さんはニヤリと笑って返事をしない。

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