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雑学 不調

眼科専門医に聞く。簡単!冬の乾き目のケア法とは「意識してまばたきをする」

冬になるとコンタクトレンズが装着しづらい、時間がたつと乾燥で目が痛くなる、ということはありませんか。

「冬場は空気が乾くため、ドライアイの症状が起こりやすくなります」と注意を促すのは、眼科専門医でみさき眼科クリニックの院長・石岡みさき先生。詳しいお話を伺いました。

■涙が不足して目の表面に傷がつきやすくなる

乾燥は、目の健康にどのような影響を与えるのでしょうか。石岡先生は次のように説明します。
「空気が乾燥すると目の表面から涙が蒸発しやすくなり、涙が不足しがちになります。涙は酸素や栄養を目に運ぶ役割があります。また、まばたきによって薄い膜となって目の表面を覆い、乾燥を防いで老廃物やごみを洗い流す、雑菌の侵入を防ぐ役割を担います。

涙が不足すると、目の表面を十分に保護できなくなり、角膜が外気に直接触れることになります。この状態が続くと、目が疲れやすい、目がかゆい、目やにが出る、目がゴロゴロする、目が痛むということがあります。

このように疲れや痛みなどの目の不快感が気になった場合は、ドライアイの可能性があります。ドライアイは涙の量や質が低下して、目の表面に傷がつくなどの障害が生じる目の病気です。

単に『疲れ目やアレルギーによる症状だろう』と思っていたら、実はドライアイだったという患者さんも多いです」(石岡先生)

ここで、目の乾燥の予防法について、石岡先生に教えていただきましょう。

■室内の湿度を調節する

「冬はエアコンの風が目に直接あたらないように、送風口の向きを変えるなど工夫をしてください。また、加湿器やぬれタオルを干して、室内の湿度を適度に調節しましょう」(石岡先生)

■ドライアイ用の目薬を使う

「乾燥の『予防』にはなりませんが、目が乾くようならまずは市販のドライアイ用の目薬、あるいは人工涙液を使ってみてください。たびたび点眼する人もいるようですが、目薬はさしすぎるとかえって乾くように感じたり、防腐剤で目に傷がつくことがあります。

防腐剤の入っていない人工涙液でも1日10回までにしてもらっています」(石岡先生)

■目の周りを温める

「まぶたを温めることも、乾き目や疲れ目の改善に有効です。目の周囲を温めることで、まぶたの脂の分泌をうながし、またピントを合わせる筋肉を休めることができます。やけどしない程度のお湯に浸して軽く絞ったタオルを、まぶたの上に5分間程度のせましょう。旅先などでは、市販のホットアイマスクが有用でしょう」(石岡先生)

「目の乾燥が気になる場合は、まずは意識をしてまばたきをする、パソコンの使用時間を減らす、乾きにくいコンタクトレンズにしてみてください。慢性的に目の不快感や疲れ、見えにくさを感じたら、早めに眼科を受診してください」と石岡先生。

■まとめ

肌と同じように目も乾燥し、放置すると角膜を傷つけて、疲れ目やドライアイの原因となるとのことです。加湿器、目薬、目のホットパックなどのアイテムを利用し、乾燥が気になる季節のアイケアを心がけたいものです。

監修:石岡みさき氏。眼科専門医。医学博士。みさき眼科クリニック院長。横浜市立大学医学部卒、平成5年よりアメリカ・ハーバード大学に留学、眼の免疫の研究に従事。帰国後、東京歯科大学市川総合病院にて角膜・前眼部疾患について学ぶ。

平成10年両国眼科クリニック院長。平成20年、生まれ育った渋谷区代々木上原にて「みさき眼科クリニック」を開業。専門はドライアイ、眼のアレルギー。http://www.misaki-eye.com/

(岩田なつき/ユンブル)

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