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衝撃! LINEのやり取りを婚約者に見られて……

わたしがふたりの関係に、
軽いショックを受けていると、
神城さんは次に加納さんに微笑みかけ、
「ね、ちょっと肩貸して」と言って、
彼の肩に手をかけ、身体を預けながら、
やはり妖精のように軽やかにブーツを脱ぐ。

その神城さんの育ちのよさや美しさ、
そして加納さんと毎日同じ職場で働き、
仕事も時間もたっぷりと共有し、
婚約までしている、その近しい距離、
すべてがわたしには衝撃だった。
……いけない。
仕事はちゃんとしなくては。
「コート、お預かりしますね」
「ありがとうございます。
あのそれで……いきなりですみません。
お手洗いお借りできますか?」
「あちらになります」
わたしがすぐうしろにあるドアを指差すと、
神城さんは一礼してその場を去った。
玄関には、わたしと加納さんが残される。
加納さんはつぶやくような小声で言った。

「ごめんね。スマホの画面に浮かんだ、
LINEのメッセージ、見つかっちゃって」

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