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婚約者がいた!? わたしと食事に行ったのは……

「まどか先輩、加納さん、
お連れ様がいるみたいなんですけど」
「ああ、1人ぐらい増えても大丈夫よ。
たぶん婚約者の方、連れてこられたのね」

頭の中で「婚約者」の一言がこだまする。
加納さん、婚約者がいるんだ……。
じゃあ、どうしてわたしと食事に行ったの?
わたしのこと、どんな風に思っていたの?
受けたショックが意外なほど大きく、
わたしは動揺を、まどか先輩にも、
加納さんにも悟られないようにと、
うつむいて何度か深呼吸した。

「どうぞ、お越しください」
わたしはエントランスのロックを解除する。
すると少ししてから「おじゃまします」と、
加納さんが入ってきた。
出迎えに行くと彼の発するエネルギーで、
玄関の明るさが増したように感じられた。
いつ見てもステキな人だ。
そしてその隣には、モデルさんかと思うような、
華奢で美しく、可愛らしい女性が
「突然、すみません」と微笑みながら立っていた。
ああ、こんなきれいな人が婚約者なんだ。
これじゃあ、わたしなんてぜんぜん勝ち目がない。

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