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雑学 生活

料理しないのに「保持するミシュランの星は17つ!」なシェフの話

アラン・デュカス(Alain Ducasse)氏をご存知ですか? フランス料理をかじったことのある人なら、聞いたことがあるでしょう。世界中にレストランを持ち、ミシュランの星を17つ(!)も保持しながら、自ら料理しないシェフ。

【いまさら聞けないおせち料理のイロハ「だて巻き:巻物に似た形をしているので学問が成就」】

28歳の時にあった飛行機事故が人生の転機だったといいます。

独高級紙『Frankfurter Allgemeine』紙の別冊版『Magazine』12月号でクローズアップされたデュカス氏の人生。1956年に仏フォアグラ農家に生まれ、33歳の最年少シェフとしてミシュランの3つ星を獲得。

その10年後には、同氏が経営するモンテカルロ、パリ、ニューヨークにある3つのレストランがなんと同時にミシュランの3つ星を獲得したというのだから、タダ者ではありません。

そんな世界の頂上に立つデュカス氏が自ら料理することはありません。文字通り「料理しないシェフ」。このようなキャリア転換のきっかけは、28歳のときに経験した飛行機事故だったそう。

同紙の記事によると、南仏サントロペにむかう途中、乗っていた飛行機が墜落し、命は助かりましたが、回復に数年かかるほどの重傷を負いました。ベットの上で同氏は自ら厨房にたたなくても、料理を創作できないだろうかと考えていたのです。

まさに危機の中にチャンス(機会)を見つけたのです。

「エンツォ・フェラーリ(フェラーリの創業者)が、車のボルトを一つひとつしめたなんてことは、考えられないでしょう?」と世界の高級車のトップであるフェラーリの例をだし、自分はすべてを弟子にまかせて、結果だけをチェックするといいます。

自他ともにコントロール・フリークと認めるデュカス氏は、1年のうち300日は世界を旅します。自分のアイデアや技のすべてを次世代に惜しみなく教え、それがきちんとできているか、自分が頭に描いた創作料理が完璧であるか、コントロールしているそうです。

参考:Ein Mann kocht uber von Brigitte Scherer.
『Frankfurter Allgemeine Magazine』12月号

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