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やはりお金? 急に結婚に消極的になった理由は……

「ああ……そう。
結婚、取り止めになりそうなんだ」
唖然としたわたしは、ただ輝樹の言葉を繰り返す。
「その大学生の彼女は最初、
卒業したらすぐに結婚したいって、
ずっと言っていたんだ。
でも、ぼくの具体的な給料の額を知ったら、
『共働きしないと無理だなんて!』って、
急に結婚に消極的になって……」

わたしは無意識にうっすらあいてしまった口を、
キュッと結んだ。
輝樹って、こんなに考えなしな男だったっけ。
わたしはイライラする気持ちを抑えて、
できるだけゆっくり話をした。
「給与とか具体的な生活のことは、
結婚の話が出た時、最初に説明しないと。
相手が社会人ならともかく、学生さんなら、
それは輝樹の仕事だったと思うよ」

「そうだね。好きだとか会いたいとか、
そんな話ばかり……のぼせてたんだろうね」
やだ。なんでそんな話をわたしに聞かせるの?
頭にきて思わず本音が出てしまう。
「その彼女は輝樹のことが好きっていうより、
単に働きたくなかったんだね」

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