お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
雑学 働き方

多数派の意見に逆らえなくなる人の心理とは?「集団規範」「同調」

「郷に入っては郷に従え」と言う言葉がありますが、私たちはどこかの集団に入ると、まずその集団の「やり方」に従おうとしますよね。その集団とは、職場だったり、ママ同士のコミュニティだったりと様々ですが、その中でみんなの意見とは逆の意見を言うのは、かなり勇気がいると思いませんか。

【女子が思う!ママの世界でボスになりそうな女子「子だくさん」「女子会好き」】

今回はそんな「集団に逆らえなくなる心理」を探ってみましょう。

■「暗黙のルール」に従ってしまうワケ

「集団規範」という心理学用語があります。職場やサークル、または友人同士のグループなどには、大抵ルールが存在していますよね。もちろん、学校の校則のようにきちんと明文化されているものもありますが、「暗黙のルール」が存在していることも多いでしょう。

その「暗黙のルール」も校則も、そこから逸脱してしまうと、何らかの制裁や圧力がかけられ、集団として同調することを求められます。これを心理学では「集団規範」と言うのです。

会社や学校だけでなく、友人同士のグループなどでも、これに当てはまることは多いですよね。しかもその「制裁」は、校則における罰則のような直接的なものだけでなく、仲間からの冷たい視線や言動など、場合によっては直接的なものよりも心に重くのしかかる圧力だったりします。

その存在があるからこそ、集団の中で違う意見をするというのは難しいものなのです。

■周りの意見についつい同調してしまうワケ

また、周りの意見に逆らえない心理について、心理学者のS・E・アッシュはある実験を行いました。6人の被験者にある線を見せます。次にその線と同じものを含む3本の線を見せ、「同じものはどれか」と問います。実は6人のうち5人はサクラ。

答えは見て明らかなのに、5人はわざと違う答えを言います。すると、本当の被験者である1人は、迷いながらも他の5人と同じものを指したのです。

これは「同調」と言われる現象。行列ができているお店に惹かれるのと同じで、複数の人が同じ意見を持っていると、その意見に流されてしまうのです。しかも、アッシュの実験でも分かるように、その意見が正しいがどうかは関係がありません。

同じようなことが、日常的な集団の中でも起こっていると思いませんか? 友人グループの中で「あの人は格好いい」という話が出たとき、数人が同意見だと、初めは「そうかな」と思っていても、段々とその意見に引きずられ、最後には「確かに格好いいかも」と思ってしまう……そんなケースはよくありますよね。

集団の中では、「集団規範」や「同調」のように、周りの意見に流されやすい環境が出来上がりやすいものです。もちろん、必ずしも当てはまる訳ではありませんが、集団の中にあって「自分自身の意見を貫く」というのは、なかなか難しいことのようです。

お役立ち情報[PR]