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雑学 生活

占いが当たっているように思う心理―誰にもあてはまる記述を言っている

「あの占い、よく当たるのよ」や「よく当たる占い師、知ってる?」といった会話は、女性たちの間で日常的によく交わされています。大抵の場合、女性は占いが好きですし、雑誌の占いが一度あたると、その占いを欠かさずチェックしたりするものです。

【占い信じる?】

では、私たちは何をもって「占いが当たっている」と判断するのでしょうか?

■バーナム効果ってなに?!

バーナム効果(Barnum effect)という言葉をご存じでしょうか? これは、よく読めば、誰にでもあてはまるような曖昧で一般的な性格についての記述を、自分だけにあてはまっていると思い込ませる心理学上の用語なのです。

名付けたのはアメリカの心理学者ポール・ミール。バーナムという言葉は「we’ve got something for everyone(誰にでも当てはまる何かがある)」と語った興行師P・T・バーナムにちなんでいます。

■その占いは他の人にもあてはまる?

書店の占いコーナーにいけば、「血液型占い」「星座占い」「四柱推命」など、実にさまざまなタイプの本が並んでいます。試しに血液型の占いを1冊手にとって見てください。そして、自分が該当する型の占いの部分、つまりO型の人ならO型の記述を読んでみると分かりますが、恐らく「これ当たってる!」と多くの人が思うことでしょう。

そして、自分とは違うタイプの部分の占い、つまりO型の人なら、AやB、AB型についての記述を読んでみると「あれっ、意外! これも結構当たってる!」と感じるのではないでしょうか? これがバーナム効果のなせる技なのです。

■バーナム効果を利用した占い

「A型はきれい好きで細かい」「B型はマイペース」「O型は大ざっぱでいい加減」「AB型はとらえどころが無くて宇宙人」などはよく占いで言われていることです。もしも、占い相談などで、「彼はA型だからきれい好き。

そんな彼にとって、大ざっぱなO型の貴女の行動は、ときにケンカのタネになるかもしれません」と書かれてしまうと、ついつい「そうなのよ! 当たってるわ~」と思ってしまうわけです。しかし、これはバーナム効果を利用している文章なのです。

よく考えてみると分かりますが、A型の人は確かにきれい好き、でもマイペースな部分も、大ざっぱな部分も、とらえどころが無い部分も同時に当てはまる存在なのです。

つまり、人間は誰でも多面性のある存在であり、バーナム効果はそれを大いに利用しているのです。「よく考えれば誰にでも当てはまる」、これがバーナム効果の特徴の1つです。

もう1つの特徴は、「普遍的な悩みを、さも自分だけに当てはまるようにちりばめてあること」です。この場合は「ケンカになる」ということです。好きな人とのケンカは悩みのタネです。ちなみに「彼」と「貴女」の部分を「嫁」と「姑」に置き換えても、何の問題もないでしょう。

こちらも悩みのタネですね。

■その占い、どう受け止める?

そうかといって、占いを「インチキ」とか「くだらない」と一刀両断してしまうのは、ちょっと寂しい気がします。ときには占いを読むことで、気分転換できたり、元気になったりすることもあるのです。占いは恋に仕事に頑張っている自分に対するエールだと受け止めて毎日を過ごしたらいいのではないでしょうか。

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