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雑学 働き方

自分が選んだ意見が多数派だと思ってしまう理由「フォールス・コンセンサス効果」

企業など、組織化された集団においては、問題点の解決に多数決が用いられます。半ば当然の原則のようにとらえられている多数決の法則にも、意外な落とし穴が潜んでいることがあります。その内容について以下にご紹介しましょう。

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■組織内での多数派と少数派

組織内にいる自分は「多数派」であると認識している社会人は多いと思います。そしてその傾向は企業組織においてより顕著にみられます。企業内で少数派に属するということは、即出世に悪影響を及ぼしかねないことなので、これは致し方ないことかもしれません。

しかし、組織の構成員がみな自分を多数派であると思い込んでいると、組織の成長を阻害する要因となる可能性が高いのです。多数派が常に正しいとは限らず、多数派の意見をチェックする意味において、少数派の反対意見も重視する姿勢が組織体には求められます。

■「フォールス・コンセンサス効果」の実験結果

米国の心理学者ロスは、ある実験結果をもとに、集団に属する個人が「自分の意見は多数派で一般的なものだ」と思い込んでしまう心理状態に陥ることを、「フォールス・コンセンサス効果」と呼び、集団での意思決定において、そのリスクを考慮すべきであると提唱しています。

ロスは、学生にサンドイッチマンの格好をしてキャンパスを歩き回るよう依頼しました。そして、それをOKした学生とNGだった学生に分けて次の質問をしてみたのです。「同じことを、君が別の学生に頼んだらOKしてくれると思うか?」。学生の回答は、OK組は「思う」が6割で「思わない」が4割だったのに対し、NG組は「思わない」が7割で「思う」が3割という、真逆の結果となったのです。

■組織での判断事項にかかる思考のバイアス

「フォールス・コンセンサス効果」の実験結果によって、人間には「周りも自分と同じ考えのはず」という思考のバイアスがかかっていることが分かります。集団で物事を討議する際に、参加者にこのような「フォールス・コンセンサス効果」が強くかかることによって、適切な判断が下せなくなるというリスクがあることを、企業のリーダー職はあらかじめ認識しておくことが必要でしょう。

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