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雑学 働き方

成功は自分、失敗は他人のせいだと考えてしまう都合の良い心理とは?「自尊心を保ちたい」

あなたの周囲には「成功したのは自分のおかげ! でも、失敗したのはあなたのせい!」と都合よく考えるタイプの人はいませんか? ときには人の手柄を横取りし、ミスはなすりつける……。絶対に上司にしたくないタイプだとも言えそうです。

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なぜ、そんな風に考えられるのでしょうか?このタイプの心理を分析してみましょう。

■自己奉仕バイアス

成功を自分の手柄とする一方で、失敗の責任をとらない。このような傾向を「自己奉仕バイアス」と言います。成功は自分の内面に帰属させ、失敗は制御不能な状況へと帰属させます。成功は決して見逃しませんが、失敗は無視することも多いのが特徴の一つです。

「成功したのは自分のおかげ」と思いやすいので、他人の努力や成功を過小評価する傾向があります。また、チーム全体の功績だとしても、「自分がいたからだ」と思ってしまうのも、このタイプの特徴。結果、他者への感謝の気持ちが薄れ、人間関係であつれきが生じてしまうこともあるのです。

「何でも自分の手柄! ミスはよく分かりません」という態度は、よくいえば楽天的で非常にポジティブ。しかし、周囲からの目線は……厳しいものであると言えそうです。

■なぜ自己奉仕バイアスが発生するの?

では、なぜこのような「自己奉仕バイアス」が発生するのでしょうか。まず挙げられるのは、「自尊心を保つため」という理由です。ミスを「自分のせい」と認めることは、プライドを傷つけます。それを避けるために、失敗だけを制御不能な状況のせいにしようとするのです。

成功を自分の手柄だとするのは「人からの評価を得るため」だと考えられます。好印象を与えようと、つい発言してしまうのですね。

■商談が上手く進まないのは?

どこにでも存在する自己奉仕バイアスですが、ときには仕事の大きな妨げとなってしまうことも……。チーム内で、手柄を独り占めにするような発言をする人がいる場合、もちろん空気は悪くなります。メンバーのモチベーションを維持することも難しくなるでしょう。

また、交渉事もうまく運びません。一方は自分の功績を過大評価しますが、もう一方は決してそれを認めません。妥結点を探ることが難しいのです。「どっちもどっち」なのですが、その交渉に巻き込まれると、ただ時間だけを浪費してしまうでしょう。

■このタイプが多い職業

実は、自己奉仕バイアスが多い職業というものが存在します。それはずばり「政治家」です。他者からの評価で、自分のすべてが決まる政治家にとって、「自分の手柄を大げさなほどにアピールし、ミスの原因は自分ではないことを示す」ことは、重要な「仕事の一つ」だと言えるでしょう。

政治家として優れているか否かに関わらず、「自己奉仕バイアスでなければ、政治家であり続けることは難しい」と言えるのかもしれませんね。国民としては、自己保身に走る政治家の姿に、不安を感じることもしばしばですが。

「自分を守りたい」「認められたい」という意識から発生する自己奉仕バイアスは、人間の根源に関わるもの。克服するのは難しいと言えるでしょう。しかし、その存在を意識することで、自己奉仕バイアスを防ぐことができそうです。

また、身近な人の自己奉仕バイアスに困っている場合には、相手に共感を示した上で、冷静に対処しましょう。

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