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専門家雑学 メンタル

理不尽、きまぐれ、無責任! 大嫌いな上司との関係維持法

忙しく働く女子たちにとって、人間関係のストレスや会社生活の悩みはつきもの。ちょっとしたことにイライラしたり、憂鬱な気持ちになって、「会社に行きたくない!」と感じたことがある人も多いはず。実は日々のちょっとしたストレスは、考え方ひとつで解消できるもの。ここでは、心理カウンセラーの小高千枝さんによる「こころのメンテナンス方法」をご紹介いたします!

仕事の中で関わる人が増えれば増えるほど、学ぶことも多く仕事の質も高まりますが、その反面、人間関係の悩みがつきものです。特に上司との関わりでは、社会人としての立場を考えると、ぐっとこらえなくてはならない場合が多々あります。組織に所属している人たちのストレスとして上位にあがってくる悩みでもある「上司との人間関係」。法改正により「セクハラの防止措置をとる義務」が定められてから、上司のセクハラに悩む女子社員は減ったものの、今度はパワハラを受けて、「うつ病」など心の病気へと発展してしまう問題も出てきている時代です。「嫌だ」と思えば思うほど、同じ環境にいることへの嫌悪感からモチベーションが下がる日々。毎日のことでもあるので、少しでも気持ちが楽になる方法を知りたいですよね。

「嫌だ」という表面的な気持ちだけが強くなると、非常に強いストレスに抑圧され心に負荷がかかり、つい会社を辞めたくなってしまうこともあります。しかし、上司のせいで辞めてしまうということはある意味、「つらさ」から逃げることにもなります。転職をしてつらい人間関係から解放されるでしょうか?  新たな環境で、同じような人間関係に悩まされることもありえる上、新たな人間関係を築くにあたっては時間も労力も費やす必要が出てきます。場所を変えるのではなく、自分自身で意識を変えることが大切です。

まずは、最初に上司に対して感じているネガティブ感情を、すべて洗い出してください。文章化することで気持ちを形にしてみてもいいでしょう。「理不尽な態度にむかつく」「嫌味を言われて悔しい」「威圧的で恐怖を感じる」など、具体的に表現することで、自分自身が何に対して抵抗を感じているのかがよくわかります。そして、その感情に同調して、気持ちを安定させることで上司と向き合う態勢が整います。自分の感情にあった癒し方をまずは考えてみてください。

次に、あなたは、無理な仕事の依頼をされたときに「NO」を言えていますか? 上司からの仕事依頼に何でも応えていないでしょうか? 「断って怒られたらどうしよう」「気まずくなったら怖いな」などの強迫観念にかられていると、本来やるべきではない雑用や、ほかの人には頼みにくい面倒な仕事をどんどん押しつけられてしまいます。何でも言うことを聞く部下は『弱い部下』という認識をもたれ攻撃の対象になります。

「NO」が言えない人の特徴として、真面目で責任感が強い、やさしい、優等生、自己犠牲の精神が強い、評価を気にする、気が弱い、などがあります。ご自身のタイプがどれか当てはまらないでしょうか? 断らないために、問題が山積みになることもあります。どこかで「NO」を言わなければ、上司の機嫌に振り回され、疲弊してしまいます。そして、同僚と上司の文句を言って気を紛らわすだけ、しかし文句や悪口を言うことは、決して気持ちがいいことではありません。文句を言っている自分に対しても嫌悪感を抱いてしまい、結果として負のスパイラルに陥ることになります。文句を言う前に今、抱えている案件や仕事状況を見据えた中で、できることをできる範囲で引き受け、どんなに怖い上司であってもできないときは「NO」を言うこと。それが本来の誠意であり、仕事に真摯に取り組む姿勢です。

振り回されるのはもうおしまい。ただ嫌な思いをするのではなく、冷静に対応し、上司を観察、分析してみましょう。怒るタイミング、原因、上司にとっての常識・非常識。嫌いな上司を知ることで対応の仕方が見えてきます。そして『弱い』部分を上司に見せず、礼を持ってお断りをするようにしましょう。組織の一員である以上、やるべき仕事はしなくてはいけません。ただし、無謀な仕事は心の状態が不安定になり体調を崩すきっかけになるため、結果として会社のためにはなりません。

表面的には下手(したて)に出ながらも、断るときは断る勇気を持つことです。上司に対してていねいな対応をすることで、あなたに対しての見方も変わり、いい関係性が築き上げられるかもしれません。仕事は人生の中の通過点にしか過ぎないかもしれませんが、その通過点も糧となるよう人間関係も楽しむことで、あなたの生き方がさらに豊かになりますよ。

大嫌いな上司との関係を維持するには……
  • 上司に対するネガティブ感情をすべて洗い出す(書き出す)
  • 自分の感情に同調し、気持ちを安定させる
  • 上司を観察、分析し、理不尽な態度に対して冷静にていねいに対応する
  • 上司には礼を持って「NO」を言う勇気を持つ

心理カウンセラー 小高 千枝(おだか ちえ)

幼稚園教諭、キャリアカウンセラー等を経て、2007年1月、女性専門のカウンセリングルームを開業。男女関係の問題、依存症、人生観、うつなどのカウンセリングのほか、メンタルトレーニング、企業カウンセリングなどに携わる。2010年9月、精神科医名越康文監修、男女ともに通える『メンタルケアサロン~ピュアラル』を開業。ご相談者それぞれのペース に合わせ問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得ており、リピーターが多い。

2013年3月21日(木)、著書『人の本性を見抜くたった一つの質問』(徳間書店)が発売。「好きな数字」「好きな香り」「好きな色」など日常にありふれたものの選択の仕方で、その人の恋愛観や金銭感覚、コミュニケーション力に至るまで、本性を見抜く方法を伝授する一冊。人間関係の難しい現代だからこそ、相手を知ることは大切。この本を読めば、人間関係のお悩みもスッキリ解消できる……はず!?

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