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恋愛ニートを脱出!? 遠まわしだけど気持ちを伝えて

悠平くんは「なんで彼女がいるって思うの?」と戸惑っている。
「この間、玄関に、女物の傘があったから」
「ああ、しばらく前、姉さんのお祝いを買った帰りに、
妹が来て忘れて行ったんだ」
「……そうなんだ」
嬉しいと思うと同時に、急に恥ずかしくなって黙り込んだ。
「ほのかさんは、彼氏いるの?」
「いたら、週末の夜に1人で焼き鳥買わないんじゃないかな」
「そっか」悠平くんの顔がちょっと笑顔になった。
これって、彼も私に好意があるってことだよね?
 
少し前のあのころ……1人で過ごす週末が寂しくて、嫌で、
だから合コンに参加して、だから遥斗くんに出会って、
だから雅喜に相談して、だから悠平くんに出会えた。
そのあとも、風水ネイルのアドバイスで、トリートメントを
買って、悠平くんに焼き鳥をあげることになって……。
1歩1歩、ときには半歩を積み重ねて、ここまできた。
好きな人と夕日を見ながら、遠まわしだけど気持ちを伝える
なんて、恋愛ニートだった私にしてみたらすごい進歩!

夕日が海にすっかり沈むと、悠平くんは立ち上がって言った。
「来週、DVD鑑賞会しようか」
「うん。新しいドラマ、たくさん録画したよ」

これからも、少しずつ前へ歩いていこうと思う。
人生には、この広場みたいに目的地まで何kmだとか
ここがHEAVENだとか、わかりやすい目印はないけれど。
見えなくても幸せはどこかにあって、きっとたどり着ける。

(終わり)

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