お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「夜の予定は?」彼のそのひと言にドキッとして……

ピンポーンとチャイムが鳴った。
ドアを開けると、大きめのバッグを持った悠平くんが、
「これ、長野の土産。姉さんが出産して、実家に帰ってたんだ」
と紙袋を差し出した。

しばらくバタバタしている……って、そのことだったんだ。
私に会いたくなくて、適当な言い訳をしたわけじゃないんだ。

嫌われていなかったことにものすごくホッとして、
「ありがとう」と言う顔が、泣きそうになった。
悠平くんは、「そんなに期待しないで。
たいしたものじゃないから」とあせったように言った。

そして、「それより」とドアに手を伸ばし、
「この玄関ドア、音がうるさいね」と言った。
確かに、開け閉めするたびにギイギイ鳴っている。
「直そうか?」
「できるの!?」
「クレ556とか、持ってないよね?」
「何それ?」
「潤滑剤。うちも今、ないんだよな。買いに行くかー」
こういうの、いかにもオトコの人って感じで、頼もしい。
「ほのかちゃん、夜の予定は?」
そのひと言に、ドキッとして、嬉しくなった。
それって、この後も一緒にいようってことだよね?

お役立ち情報[PR]