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好き? 友だち止まり? 見極めるためには……

「1番の問題は、ほのかがそいつを好きじゃないってこと。
ほのかがいいなと思ってるのは、悠平なんだろ」
雅喜にズバリ言われたら、恥ずかしさがこみ上げてきた。
だって、悠平くんと雅喜は飲み会で面識があるし……。
「悠平のこと、よくは知らないけど、
奏が飲み会に連れてくるくらいだから、ダメじゃないだろ。
傘はもしかしたら、別れた彼女のかもしれないし」

雅喜が悠平くんをダメじゃないと言ったことも、
彼女がいないかもと言ってくれたことも、私の心を明るくした。
「悠平がほのかをどう思っているかはわからないけど。
気持ちって結局、本人にしか、わかりようがないんだよな」
「そうだね」と私が答えたところで、会話が途切れた。

目の前の信号が赤になった。2人並んで立ち止まる。
ふいに雅喜が言った。
「昔、一緒にバイトしてたころ、お前のこと好きだったんだ」
驚いて、雅喜の顔を見た。
「でも、海に行こうって誘ったら断られて。
ああ、そっか、俺は単に友だちだと思われているのかって。
誘ってみなきゃ、わからなかったよ」

切なさが突風のように心を揺さぶった。
あのころに戻ったように、胸がしめつけられる。

信号が青になった。雅喜が歩き出した。
私も前を向いたまま後を追い、「違うよ」と言った。
「本当は私も、好きだった」

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