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同僚からの悪口以上にショックを受けたのは……

遥斗くんとは土曜日に、とうきょうスカイツリー駅で
待ち合わせる約束をした。
それまでの数日間、何度も、ピンクの傘と
悠平くんのことが頭に浮かんだ。
でも、日が経つごとに思い出す回数が減って、
胸の痛みも薄らいできた。
時間のおかげもあるだろうけど、やっぱり
遥斗くんの存在が大きいような気がする。

給湯室でお茶を入れていると、梨亜奈さんが入ってきて、
そのまままっすぐ私に近づき、小声で言った。
「朱里さんが部長に、ほのかさんのことを悪く言ってるよ」
えっ!? と驚くのと同時に、血の気が引いた。
「ほのかさんが仕事を引き受けてくれないから、
朱里さんの仕事がオーバーフローしているって」
「そんな……。私、朱里さんに仕事をふられてもいないのに」
「だと思った。朱里さん、しょっちゅう給湯室来て、
スマホでゲームとかしてるんだよ。
サボって遅れた分、ほのかさんを言い訳にしたんだね」

それが本当なら、ひどい。
どうしよう? 部長に言ったほうがいいのかな?
でも、私が直接聞いたわけじゃないし……。
悩む私に、梨亜奈さんが言った。
「ほのかさんって、いつも言いたいことをガマンしてるでしょ。
でもそういうのって、そのときはつらい思いを
しないですむけど、あとで損するんじゃない?」
朱里さんのこと以上に、梨亜奈さんの言葉にショックを受けた。

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